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「上司とぶつかってばかり…」僧侶が贈るアドバイス

4/22(月) 12:05配信

ウィメンズヘルス

心と体のヘルシーと幸福を真剣に見つめ、プロにアドバイスを伺う連載。会社という組織や仕事関係、運動している時のチームやご近所付き合い。コミュニティがあれば発生するのが、感情のぶつかり合い。自分が正しいはずなのに、肩書きや階級、数の理論で押してくる相手。確かに厄介だけれど、関係性を断絶するわけにもいかないのが悩みどころ。また、コミュニケーション障害という言葉も耳にするようになり、人との関係性について悩む人が多いのも事実。こうした状況に、精神科医にして臨済宗の僧侶でもある川野泰周先生が贈るアドバイスとは?

半数は空気が読めないのだから、気にしない

ここ数年、「空気を読むこと=生き方上手」というような風潮が広まっています。空気が読めないと「アスペ(アスペルガー症候群)っぽい」などと例えることもあります。アスペルガー症候群や自閉症スペクトラムは発達障害の一種で、人とコミュニケーションがあまり得意ではない特性があります。

でも、彼らだけが特別なのではありません。空気を読むというのは、人の心を読むという能力で、その能力は人それぞれ異なります。その度合いで分かりやすく名前を付けているだけで、一般的に半数以上の人は、度数の違いはあれど、空気を読むのが苦手である可能性があります。

上司とうまくコミュニケーションできない=空気が読めない自分がいけないということではなく、あなたもそうかもしれないし、上司もそうかもしれないというだけなのです。もしも空気が読めないと指摘されても、社会的に支障がなければ、気にする必要はありません。

でも、やはり空気が読めないと、職場でちょっとしたことがトラブルになったりします。また、友達や彼に「なんだつまんないの」と思われてしまうこともあるかもしれません。

こうした、コミュニケーションでのつまずきに自覚がある人は、「論理立てて物事を進める」工夫をしてみるといいでしょう。

例えば、職場で上司の機嫌が悪いとします。「自分に怒っている?」と考えずに、客観的に上司の機嫌を悪くする原因を探ってみます。例えば「大きなプレゼンが午後に控えていて、緊張しているのかもしれない」「プレゼンの資料の出来がイマイチで焦っているのかもしれない」と、確かな論理が浮かんできます。そういったことが見えてくれば、「焦って上司に質問を今しなくてもいいかな」、という判断ができるようになります。

慣れるまでには時間がかかりますが、論理立てて考える思考は繰り返せば身に着くのでぜひ試してみてください。

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最終更新:4/22(月) 12:05
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