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光陰矢の如し。でも、ちょっと待ってほしいあなたに。

4/22(月) 12:11配信

ライフハッカー[日本版]

大人になったら、時間は飛ぶように過ぎていくよ。

そんな風に言われて育った人は多いでしょう。でも、経験してみるまで、その意味はわかりません。その一風変わったコンセプトに、あるいは面食らった人もいるかもしれません。

【画像】光陰矢の如し。でも、ちょっと待ってほしいあなたに。

そのコンセプトを身近に感じられるようになった大人なあなたのために、時間を増やすことはできなくとも、過ぎゆく時を遅らせる方法をお教えします。

時の流れは「相対的」

年齢とともに時間の変化の感覚が変わる理由には、諸説あります。たとえば、時間の感覚は相対的という説。これは、5歳にとっての1時間と55歳にとっての1時間は違うことを意味します。

子どものころは、まだあまり生きていないため、人生全体に占める1年の意味合いが甚大です。しかし大人になると、すでに何十年もの人生経験があるため、1年をあっという間に感じるのです。

このコンセプトは、哲学者のポール・ジャネ氏が理論化しました。こちらのインタラクティブなタイムラインが、それを上手く表現しています。私たちは自分の人生全体と比較して時をとらえている、というのが基本的な考え方です。

新しい体験が減っていく

大きくなるにつれて、世界を知るようになり、ルーチンが増えます。日々は個性をなくし、私たちを置いて時間だけが過ぎていくように感じられます。

心理学者のウィリアム・ジェームズ氏は、著書『心理学原理』において、こう結論づけています。大人になると、記憶に残るような新しい体験が少なくなります。私たちは、「初めて」で時を測ります。初めての小学校、初めてのキス、初めてのマイホーム、初めての子...。「初めて」が尽きたとき、「1日や1週間が、意味をなさなくなります。やがて1年が空洞になり、崩壊にいたるのです」。

記憶が詳細になるほど、瞬間が長く続くように感じられます。神経科学者のデイヴィッド・イーグルマン氏は、「New Yorker」の記事でこう述べています。

「このことが、年をとると時が速く感じる理由なのです」と言いながら、イーグルマン氏は、少年時代は夏が永遠に続くかのように感じられたのに、大人になるとまどろんでいるうちに終わってしまう理由を説明してくれました。世界を知るほど、脳に書き込まれる情報量が減り、時の経過を速く感じるのです。「このように、時間とは不安定なもの。脳のリソースをフル稼働しているときは長く伸び、何もかも思った通りだと感じているときは短く縮みます」

ですから、恐怖の自動運転モードに入ってしまうと、周囲のリアルな詳細などまったく知らないまま、ただ1日を駆け抜けるしかありません。これは、長距離通勤のような感覚です。長時間運転したにもかかわらず、目的地までの景色などはまったく覚えていないことが、誰にでもきっとあるでしょう。

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最終更新:4/22(月) 12:11
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