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ホンダがインディカーで快進撃。 なぜシボレー勢より優位に立てたのか

4/22(月) 7:02配信

webスポルティーバ

 ホンダがインディカー・シリーズのマニュファクチャラー・タイトル連覇に向けて着々と歩を進めている。

【写真】佐藤琢磨、ポールトゥウィンの舞台裏

 開幕戦セントピーターズバーグこそ、シボレーエンジンユーザーのジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が優勝したが、その後の3レースでホンダ勢はコルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)によって3連勝。しかも、多くのドライバーたちが上位フィニッシュしたことでポイント争いで優位に立っている。

 インディカーのマニュファクチャラー・ポイント・システムでは、ポールポジション(PP)獲得に1点、優勝すると5点が与えられるが、それより大きいのは、それぞれのエンジンユーザーの中で上位フィニッシュした2人のポイントがカウントされる点だ。そちらはドライバーチャンピオンシップと同スケールのポイントになっているため、勝てば50点、2位なら40点で、1-2フィニッシュすれば90点が稼げる。

 2019年のホンダは開幕戦で敗れたが、2位と4位を確保してダメージを小さく収め、第2戦は優勝+3位、第3戦は1-2-3フィニッシュ、第4戦は優勝+3位と、3連勝に加えて多くの上位フィニッシュを実現した。第3戦を例にとると、ホンダがマックスの50点+40点+PPの1点+優勝の5点と、96点も加算したのに対し、シボレーは4位の32点と9位の22点で合計54点。この1戦だけで42点も差が開いた。

 ホンダがインディカー・シリーズで持つアドバンテージは、彼らが誇りを持って開発しているエンジンのパフォーマンスにももちろんあるが、2004年の参戦開始以来、アメリカで長年かけて育んできたホンダというブランドに対する大きな信頼感にある。

 2012年にシボレーが復活してきた際、ホンダは有力チームを囲い込まず、むしろシボレーにチーム選びを優先させた。その結果、しばらく苦戦が続いたが、7年間、ライバルが不在だったホンダは競争する相手が登場してくれたことを歓迎。黙々とエンジンの競争力を高めることに努め、ユーザーチームへのサポート体制を少しずつ強化し、若い才能の起用にも積極的に取り組んだ。ここにきて、その成果がようやく表われたように見える。

 シボレーは2014年から3年間、チーム・ペンスキーとチップ・ガナッシ・レーシングという強豪2チームによって勝利を重ねた。しかし、2016年限りでガナッシはよりよいサポートが受けられるホンダ陣営に戻った。2017年はシボレー10勝、ホンダ7勝でシボレーの優位は残ったが、2018年にはホンダ11勝、シボレー6勝と立場が逆転した。

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最終更新:4/22(月) 7:02
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