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堀江翔太が復活アピール。スクラムには「15年時より今のほうが強い」

4/22(月) 10:40配信

webスポルティーバ

 9月のラグビーワールドカップ(WRC)開幕まで5カ月となった。

 4月20日。日本代表候補で編成するチーム「ウルフパック」が、スーパーラグビーのハリケーンズB(ニュージーランド)と強化試合を行ない、66-21で大勝した。勝利はもちろんだが、うれしいのは、けがで戦列を離れていたHO(フッカー)堀江翔太(パナソニック)の復活アピールだった。

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 千葉県市原市のゼットエーオリプリスタジアムには4千人余の観客が集まった。前日、サンウルブズが逆転負けを喫したハリケーンズと比べると、チーム力が落ちるとはいえ、計10トライを奪った。日本代表のジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)は「2月から重ねてきたハードワークの結晶」と喜んだ。

 堀江らしいトライは後半20分だった。右のラインアウトにボールを投入した堀江がモールのブラインドサイド、つまり右ライン際に残っていた。サインプレーでモールから直接ボールをもらったウイングのレメキ・ロマノラヴァ(ホンダ)が、そのブラインドサイドに切れ込む。

 瞬時の判断だった。相手につかまったレメキから、堀江がボールをもらって、独特なドレッドヘアを揺らしながら走る。最後にひょいとステップを切る感じで、右隅ぎりぎりに右手でボールを押さえた。

 日本代表キャップ(国別対抗出場数)「58」を誇る33歳ならではの嗅覚、視野の広さ、柔らかい動き。あれもサインプレーかと聞かれ、堀江は「とっさにです」と笑った。

「(ライン際に)残っていたのは自分の判断です。トライをとった瞬間? ま、トライをとれてよかったぐらいの感じでした」

 堀江は昨年9月に所属先での練習中に右足首を痛め、秋のニュージーランド戦、イングランド戦の日本代表メンバーから外れた。昨年11月末に手術し、リハビリに専念していた。2月の代表候補の合宿には参加し、ウルフパックとしてのニュージーランドでの第1戦(3月29日)のハリケーンズB戦に途中出場し、第2戦(4月5日)のハイランダーズB戦、そして、この日の試合に先発出場した。

 ケガで試合から遠ざかっていたからか、この日のプレーにはラグビーを楽しんでいる風情が漂っていた。右足を心配すれば、「順調な感じです」と応えた。

「足は治っています。からだの調子とか、ラグビー勘という部分も、よくなってきています」

 ウルフパックはこの日、キックオフ直後、ハンドリングミスからトライを許したが、その後は効果的なキックを織り交ぜ、15人が連動した動きを見せた。攻めにリズムをつくったのは、なんといってもスクラム、ラインアウトの安定があったからだろう。

 SH(スクラムハーフ)の流大(サントリー)は「あれだけセットピース(スクラム、ラインアウト)でドミネート(支配)してくれると、ゲーム運びがすごくやりやすい」とフォワード陣の健闘に感謝した。

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最終更新:4/22(月) 10:40
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