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子どもたちも払う「消費税」が増税される本当の理由

4/22(月) 7:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

お金と世の中のしくみを知ることは、これからの時代を生き抜く力を身につけることです。本連載では、親子で学ぶ絵本『池上彰のはじめてのお金の教科書』より一部を抜粋し、お金をかしこく、上手に使うための正しい知識をわかりやすく解説します。本記事では、税金のしくみについて見ていきます。

買い物する人全員が必ずおさめる「消費税」

◆税金にはいろいろな種類がある

税金にはさまざまな種類がありますが、「だれが税金を集めるか」「だれが税金をおさめるか」という分け方ができます。

たとえば、国の役所が集める税金は「国税」。地方の役所が集める税金を「地方税」といいます。つまり、「だれが税金を集めるか」によって2種類に分かれているんです。会社で働いている人のお給料にかかるのが「所得税」です。会社がもうけたお金にかかるのは「法人税」。お買い物をすると子どもも必ず払うのが「消費税」です。

このうち、所得税と法人税は「直接税」といわれます。税金を払う人が直接、役所におさめるからです。消費税は「間接税」といいます。みんながコンビニでお菓子を買うときいっしょに消費税も払っていますが、コンビニがいったん税金を預かり、みんなにかわって国に税金をおさめるしくみになっています。

◆消費税なら「取りっぱぐれる」心配がない

2019年に、消費税が8%から10%に上がることが決まっています。子どもだっておさめる消費税を、なぜまた上げるの?と思いませんか。

でも理由があるんです。所得税を上げると「がんばってかせいでも税金にとられちゃうのか……」と、働く人たちのやる気がなくなってしまうかも。会社が払う法人税を高くすると、今度は「法人税の安い国へいくよ」といって日本からにげていく会社も出てきます。これではかえって税金が減ってしまうよね。でも、消費税は買い物する人全員が必ずおさめます。つまり消費税なら取りっぱぐれる心配がない。そんなわけで、消費税がどんどん上がっているんです。

★おうちの人と考えてみよう
「消費税25%」でも文句が出ない国
デンマークの消費税はなんと25%。それでも「高い!」とはだれもいわないそうです。デンマークでは、教育費は幼稚園から大学まで無料。病院だって無料です。日本も「高い税金を払ったぶん、国民の生活がラクになっている」ことを実感できたら、みんな喜んで税金を払うかもね。

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最終更新:4/22(月) 20:39
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