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セは星野阪神独走優勝、パは王ダイエーが投打盤石で優勝/平成プロ野球史(15年/2003年編)

4/23(火) 11:14配信

週刊ベースボールONLINE

 新元号「令和」が発表され、平成のカウントダウンが加速している。
 今回は、シリーズで平成元年の1989年から2018年まで、年度別にMVP、ベストナインを選んでいる。
 この手の企画では、いつも書いているのだが、あくまで編集部選定。異論反論は多いと思うが、ご容赦いただきたい。
 なお、当連載は土日は休み(ほか時々休憩。月曜は休みました)。

阪神優勝は甲子園で決まった

2003年(平成15年)
セ(1阪神2中日3巨人4ヤクルト5広島6横浜)
パ(1ダイエー2西武3近鉄4ロッテ5日本ハム6オリックス)
※日本一はダイエー


 2003年シーズン、始まる前からセの主役は阪神だった。

 FA宣言した広島の金本知憲、日本ハムからトレードで下柳剛、野口寿浩、さらにレンジャーズから伊良部秀輝を獲得。逆に24人の選手が引退、移籍でメンバーから消えた。

 とにかく強かった。序盤から走り、前年失速した6月も15勝5敗とあっさりクリア。80試合を終えて57勝22敗1分、2位にヤクルトには15ゲーム差がついていた。

 運命の日は9月15日の甲子園。14時スタートの広島戦を赤星憲広のサヨナラ打で勝利し、まずはマジック1。2時間8分後、マジック対象のヤクルトが敗れると、ユニフォームのまま待機していた選手がグラウンドに飛び出し、歓喜のセレモニーとなった。

 パではダイハード打線が猛威を振るった。123打点の松中信彦、119打点の城島健司、109打点の井口資仁、104打点のバルデスと100打点カルテッドを擁し、チーム打率は史上最高の.297だった。
 投手陣も20勝3敗のエース、斉藤和巳を軸に新人の和田毅が14勝、2年目の杉内俊哉が10勝。まったく危なげのない独走優勝だった。

 日本シリーズではダイエーが阪神を4勝3敗で破り、99年以来の日本一となっている。

MVPは阪神の井川慶

2003年(平成15年)
本誌選定MVP
井川慶(阪神) 20勝で優勝にけん引

セの井川、パの斉藤と2人の20勝投手が出たがイニング数の多い井川を選んだ。5月末からは12連勝。最優秀防御率も手にしている。

本誌選定ベストナイン
[先発投手]
井川慶(阪神)       
29試合20勝5敗、防御率2.80

[抑え投手]
豊田 清(西武)        
58試合2勝3敗38S、防御率1.24
相変わらずの安定感。シーズン中に100セーブも達成

[捕手]
城島健司(ダイエー)        
140試合182安打34本塁打119打点9盗塁、打率.330
全試合全イニング出場。捕手でこの打撃成績は驚異的だ

[一塁手]
松中信彦(ダイエー)        
135試合160安打30本塁打123打点2盗塁、打率.324
小久保の代わりに四番に入り、初の打点王を獲得

[二塁手]
今岡誠(阪神)         
120試合165安打12本塁打72打点1盗塁、打率.340
一番打者で首位打者獲得、初回先頭打者弾7本も

[三塁手]
小笠原道大(日本ハム)      
128試合160安打31本塁打100打点8盗塁、打率.360  
三塁コンバートも無難にこなし、打っては首位打者に

[遊撃手]
松井稼頭央(西武)        
140試合179安打33本塁打84打点13盗塁、打率.305
7年連続3割。リーダーシップも発揮した

[外野手]
ラミレス(ヤクルト)
140試合189安打40本塁打124打点4盗塁、打率.333
移籍したペタジーニの代わりに四番に入って本塁打王、打点王
赤星憲広(阪神)
140試合172安打1本塁打35打点61盗塁、打率.312
二番起用で打率3割超え。3年連続盗塁王で失策も0

ローズ(近鉄)
138試合140安打51本塁打117打点7盗塁、打率.275
パワーは衰えず、51本で3度目のホームラン王

[指名打者]
カブレラ(西武)     
124試合148安打50本塁打112打点2盗塁、打率.324
2年連続50本塁打超え。アベレージもよかった

週刊ベースボール

最終更新:4/23(火) 11:14
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