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【連載】平嶋夏海の「つま先メモリアル」(第1回:SUZUKI SV650X ABS、SV650 ABS)

4/23(火) 0:56配信

webオートバイ

気になる2台を比較試乗してきました!

大型バイク購入に意欲を燃やすオートバイ女子部の平嶋夏海ちゃんによる、試乗インプレッション企画がスタート! 親子でジムカーナを楽しんだり、オートバイ女子部としてミニバイクレースに挑戦したりと、ますますバイク熱が高まる一方のなっちゃん(身長:154cm)が、いまリアルに気になる車輌とは……? 乗車フィーリングと、足つき性の記憶を中心にお届けします! 記念すべき第1回目は、スズキ・SV650 ABSとSV650X ABSの2台を乗り比べ!

ーーさて、試乗車輌のSV650とSV650Xは、なっちゃんのリクエストで用意したんだけど、この2台を選んだのはどうしてだったの?

平嶋「私が400ccまでのバイクしか持ってなくて(※なっちゃんの愛車はVTRとVRX400)、大型は何乗ろうかなって、お父さんに相談した時に薦められたバイクなんです。やっぱり大型バイクは中型より負担も大きいし、試乗してからじゃないと買いづらい気持ちがあって。そこでwebオートバイさんに相談したら、試乗企画をやろうと言ってもらえたので、やった!って(笑)」

ーー喜んでいただけて何よりです(笑)。お父さんのオススメってことは、なっちゃんの選ぶ大型バイクは、やっぱりジムカーナで使うことが前提なのかな。

「メインで使うのは今と変わらずVTRがいいんですけど、大型バイクでもちょっとジムカーナをやりつつ、ツーリングとかにも行きやすいバイクが欲しいなって」

ーーちなみに、バイク選びで重視するポイントは?

「乗ってて疲れないこと。ポジション的にもそうだし、ハンドルから伝わる振動が大きいバイクも苦手です。なんか…すぐに『あ、もういいや。お腹いっぱい』ってならないバイクがいいんですよ。ネイキッドとか、アップライトポジションが好きですね。だからセパハンとか、スーパースポーツとかはあんまり好きじゃないかも…」

ーーセパハン苦手ってことは、カフェレーサーをイメージしたSV650Xは……。

「はい(笑)。Xはポジション的に、ずっと乗ってると首を持ち上げる筋肉が疲れてきちゃいました(笑)。町中だったら、止まったり走ったりを繰り返すからいいけど、高速だとずっと姿勢が変わらないじゃないですか。途中で辛くなってきて、腰を前に出して、ちょっと身体を起こして乗っちゃったりしましたね」

ーーだよね(笑)。先に試乗したのはSV650だったけど、最初の印象はどうだった?

「私が普段ジムカーナで乗ってるVTRが、そのまんまちょっと大きくなったかのような印象を受けました。実際、SV650でジムカーナをやってる人も何人か知ってるんですよ。結構クリッとすぐハンドルが切れるから、ハンドルが切れるたびにワクワクしちゃいました。嬉しくて、どんどんドキドキしてきちゃう、みたいな。だからもっと走ってみたいと思ったし、ワインディングも走りたかったなぁ。もう一台のXの方はセパハンだし、垂れてるから、その分バンク角で曲がる感じで私は乗ってました」

ーー切れ角で曲がるSV650と、バンク角で曲がるSV650Xだと。

「はい。サスの違いはあんまり感じなかったけど、どっちも真ん中よりちょい固めなのかな。でもライディングポジション的にハンドルに体重が乗るからか、Xの方が路面のギャップを強く感じたので、そこは少し気になる人もいると思います。あとSV650で良かったのは、ニーグリップがすごくしやすいこと! 最初、タンク形状のおかげで挟みやすいのかなって思ってたんですけど、タンクの下にあるプラスチックのサイドカバー部分がほど良く膨らんでて、太ももにピッタリ沿ってくれるんですね。タンクからシートにかけてあまりにシャープなバイクって、結構太もも部分に隙間ができてニーグリップしようにも上手くできない時があるんですけど、SV650はそこがピッタリはまってくれるなって」

ーー645ccという排気量はどうだった?

「装備車重197kgと軽いのもあって、良い意味で400ccくらいの感覚で乗れました。すごいトルクを感じるとかではないので、大型バイクならではの感触を求める人には物足りないところもあるのかもしれないですけど、私はそんなにトルクを気にするタイプじゃないというか、そこにロマンは求めないので(笑)、全然気にならなかったです。高速走行中にちょっとフロントブレーキを掛けた時も、沈み込み過ぎることもなくて、もし急なブレーキワークをしちゃったとしても、そこまで心配しなくても大丈夫そうだなって思いました。
発進時のエンジン回転数の落ち込みを防いで、スムーズな発進を実現する『ローRPMアシスト』は、初めて体験したんですけど、大型を初めて乗る人とかにはラクだろうし、私も一度もエンストしそうになることなく毎回発進ができたから便利だなって思いました。ただ、走り出す時に回転数が上がるわけじゃないですか。そこに安心しきってスタートでラフに開けちゃうと、結構勢い良く進んじゃうので、そこには大型らしさを感じましたね。あと気になったところは……クラッチがちょっと重く感じたんですけど、これは個体差なのかな? 女性ライダーはもう少し軽いと嬉しいんじゃないかと思います」

ーー取り回しの感じはどう?

「めっちゃ軽いです! 車体を起こす時も軽いし、全然重さを感じなかった。Xはポジション的にもっと重く感じるかと思ってたんですけど、思ったより全然平気でした」

ーーやっぱりジムカーナに向いてる感じはあった?

「そうですね。アップハンドルのSVは、やっぱりクイックに切れてくれるのが良くて。もっと重たくなるかと思ってたけど、結構ぐっと曲げるとそのまんま切れてくれるので、ジムカーナコースを走ったら楽しそうだなって思いました。いつも乗ってるVTRより大きくなるけど、SVでも同じくらい寝かせられると思うので、結構いけるんじゃないかな。小回りも効きそうだし。アイドリングはもっと高くしないとムリでしょうけどね。あと、シートもジムカーナをやるにはちょっと滑るので、滑らないシートに替えたいです。私のVTRも滑らないように、スウェード調の生地のシートに替えてるんですよ」

ーーやっぱりジムカーナ用にするには、ちょっと手はかけないとなんだね。ところで、こうして試乗してみて、購入候補になった?

「うん、安心してラフに乗れる、すごく扱いやすいバイクでした。だからこそ、もっとワインディングを走りたかったな~って。今回は時間的に行けなかったけど、まだまだ乗ってみたいバイクはいろいろあるので、編集部さん、次はワインディング込みで試乗させてくださいね!」

平嶋夏海(聞き手:斎藤ハルコ)

最終更新:4/23(火) 0:56
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