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広島 チームの流れを一変させた巨人戦の逆転劇

4/23(火) 12:13配信

広島アスリートマガジン

4月17日の土壇場からの逆転勝ちで、明らかにチームのムードが一変した。同点で迎えた8回裏、巨人・丸佳浩の2点本塁打で勝負は決したかに見えた。ところが9回表の2アウトから、菊池涼介が起死回生の同点適時打。続く石原慶幸からも決勝タイムリーが飛び出し、敗戦濃厚な試合を一気にひっくり返した。

3連覇の原動力となった“逆転のカープ”で、開幕からの6カード連続負け越しを免れた。ファンが求めていたのは勝敗もさることながら、この粘りだろう。憑きものが取れたのか、続くDeNAとの3連戦でも打撃陣から快音が響いた。選手会長・會澤翼のサヨナラヒットで初戦をものにすると、残る2試合では今季初のビッグイニングも記録。頭部死球により登録抹消となった松山竜平が気になるとはいえ、苦しんでいた田中広輔、バティスタに当たりが戻ってきたのは大きい。

リーグ3連覇の最大の要因が、圧倒的な攻撃力にあったことは言うまでもない。16年こそ3.20でリーグ1位の防御率だったものの、17年と18年はいずれも3位。ここ30年あまりの優勝チームの大半が、防御率1位か悪くとも2位だったことを思えば、打撃陣が投手陣をカバーしてきたのは明らかだ。

事実、カープの得点数は3年連続でリーグ1位。開幕から沈黙していた攻撃力が、巻き返し可能な段階で戻ってきたのは何よりの好材料である。強力打線の仕掛け人、迎祐一郎・一軍打撃コーチは言う。

「今季のカープ打線のこだわりは、とにかく点を取るということのみです。何点差で勝っていようが、負けていようが、とにかく次の1点を奪うことによって相手にプレッシャーをかける。相手を諦めさせる1点をとにかく多く取っていくというのは、ここ数年ずっと言ってきています。これだけはブレずに伝えていきたいですね」

相手チームからすれば、カープ打線の過去3年分の残像があるだけに目覚めは脅威となる。ゲーム差もありまだ楽観できる状況ではないが、従来通りの力さえ出せれば上位との差を詰めることはまだまだ可能だ。今日から始まる中日3連戦はアドゥワ誠、野村祐輔、大瀬良大地の流れが濃厚だ。アドゥワはプロ初先発となるだけに打撃陣のフォローが期待される。はたして衣笠祥雄氏の一周忌にあたる今日、相手を諦めさせるような得点は奪えるか。初戦を取れば、GW中のAクラスも夢ではない。

広島アスリートマガジン編集部

最終更新:4/23(火) 12:13
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