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【祝!30周年 ロードスター4世代乗り比べ 03】NCロードスターはグレードアップしながら従来の持ち味も活かしたのが凄い

4/23(火) 6:50配信

Webモーターマガジン

ボディは大型化され基本性能が向上

1989年に登場したロードスターは、2019年で30周年を迎えた。その間、NAに始まり、NB、NC、そして現代のNDまで4世代の進化を果たしている。なぜロードスターは長い間、愛され続けているのか? 歴代モデルを乗り比べて、その理由をひも解いてみたい。今回は3代目のNCロードスター(2005~2014年)だ。

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初代NAと2代目NBが同じプラットフォームを使った兄弟車であったのに対して、3代目NCはプラットフォーム(RXー8と共有)からエンジンまでまったく別物になった。NAやNBと共通の部品はほとんどなく、本当の意味でのフルモデルチェンジとなったといえるだろう。

ボディが大きくなったことで車重が増えたのは残念な点だが、これをカバーするために2Lのパワフルなエンジンを搭載した。電子制御スロットルを採用するなど、時代に合わせた変更がなされているのも特徴だ。

インテリアのデザインも、NBまでとはまったく異なるものになった。ウエストラインも高くなり、サイドウインドーを下げて肘をドアにのせて運転するのは少しツラくなった。

軽快感は従来モデルより少なくなった

このように大幅に進化したNCロードスターだが、それでもNAからNBへと続いたロードスターの大切なところは、しっかりと守られていた。それは「人とクルマとの一体感」だ。ドライバーの意志のとおりにクルマを動かすことができるフィーリングの良さだけは、同世代のどのスポーツカーにも負けない。

ただし、クルマが大きくパワフルになり、タイヤが太く高性能になったことにより、軽快感はスポイルされてしまったのは致し方ないところだ。

タイヤを含めた足回りの性能は、確実にワンランク向上し、コーナリングの安定感も高いレベルに仕上がっている。同じコースを走り比べてみれば、間違いなくNAやNBより簡単に速く走ることができる。

逆に言えば、NAやNBはコーナリング性能の限界が低いところを、うまく軽快さというフィーリングに変換していたとも言えるだろう。

スポーツカーとしては、NA/NBの時代よりもステップアップした性能を備えつつ、それでも従来の乗り味をうまく残したのがNCロードスターの真骨頂だった。(文:鈴木ケンイチ)

■マツダ NCロードスター(2005年) 主要諸元

・全長×全幅×全高:3995×1720×1245mm
・ホイールベース:2330mm
・エンジン種類:直4DOHC
・排気量:1998cc
・最高出力:162(170)ps/6700rpm
・最大トルク:189Nm/5000rpm
・当時車両価格(税込み):231万円~
※( )内はMT

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最終更新:4/23(火) 6:50
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