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「四角い」「丸目」のクルマがなぜウケるのか? 日本人の武士道精神を見た!!

4/23(火) 9:30配信

ベストカーWeb

 最近、日本では四角いクルマ、丸目のヘッドライトのクルマがウケている。なかでも四角くて丸目のクルマの人気が高い。

 ハスラーやジムニーをはじめ、ラパンやスペーシアギアなどのスズキ勢、ムーヴキャンバスやトコットのダイハツ勢、そしてベストセラーカーのN-BOXやN-ONE、商用車のN-VANなどのホンダ勢までも、四角い形で、ヘッドライトが丸目となっている。

 世界を見渡すと、人気のあるメルセデスベンツGクラス、ジープラングラー、ジープレネゲードも四角く質実剛健なボディに丸目ヘッドライトを組み合わせているのはよく知られている通りだ。

 なぜこれほどまでに、四角くて丸目のクルマが人気なのか? その理由をモータージャーナリストの清水草一氏が探ってみた。

文/清水草一
写真/ベストカー編集部

■なぜ日本人は四角いクルマが好きなのか?

 日本人(私を含む)は、四角いクルマが大好きだ。正確には、「四角いクルマが好きな人が多い国」ということになるが、これは、日本の国土で生まれ育つうちに、自然に培われた民族的な志向だろうと思われる。

 逆に、たとえばイタリア人は、有機的な曲線を持つクルマが大好きだ。

 アルファロメオのデザインを巡って、とても印象深いエピソードがある。1990年代初頭、アルファ155は、AMGを打ち負かすなどDTM(ドイツツーリングカー選手権)で大活躍した。その雄姿を覚えているご同輩諸兄も少なくないだろう。

 アルファ155といえば、ウェッジシェイプの直線的な箱型セダン。私はそれが猛烈にカッコよく見え、その後実際に買った。ところがこのアルファ155、イタリアではデザインが大不評だったというのだ! 

「あんな棺桶みたいなクルマ」とソッポを向かれたという。「あんなのに乗るのは警官だけだ」とも。

 当時のイタリアでは、パトカーはアルファロメオが主流だったが、一般ユーザーはあまり155を買わなかったので、「155はパトカーばかり」というジョークが生まれた。

 155のデザインをイタリアンデザインの真髄のひとつと信じていた私は、この話を聞いて大ショックを受けた。

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最終更新:4/23(火) 11:49
ベストカーWeb

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