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スペースがなくてもゴリゴリ抜ける。サンマクシマンという新型ドリブラー

4/23(火) 19:30配信

footballista

■ドリブラー特有の弱点

 課題はドリブラーにありがちですが、ボールを持ち過ぎること。相手のレベルも上がっていく中で抜きに行く時と離す時のバランスですね。あとは周りとの関係ですよね。グアルディオラのシティみたいにウイングが効果的に1対1の状況を作ってくれるチームに行けばすごい力を発揮すると思います。ただ、チームにハマらないと危ういです。

 今のニースは[4-3-3]や[4-4-2]などのフォーメーションを使っているんですが、サンマクシマンは両足を遜色なく操れるので左右両サイドで起用されています。ニースでは彼がボールを持ったら周りがあえてサポートに行かずにスペースを空けてあげるなど理解が進んでいますが、間のスペースでパスを受けるのはあまり得意ではないですし、守備意識も低く、粗削りであるのは間違いないです。

 ただ、ボールを持った後の1対1を打開する力、そしてラストパス、クロスも中の状況を見てきちんと合わすことができます。チャンスメイカーとしての力はすでに傑出しています。ドリブル成功数とかチャンスクリエイト数とか、データ面でもリーグで1、2の数値を叩き出していますからね。

 欲を言えば、フィニッシュですね。けっこうGKとの1対1を外すんです。サイドで幅を取ったところから仕掛けていく選手なのでチャンスメイクの比重が大きいのは確かなんですが、点が決められるようになればさらに怖い選手になれるはずです。

 もう1つ言うと、彼のゴールセレブレーションも必見で、ダンスのキレがすごいです。あれは(海外サッカー選手のマニアックなゴールセレブレーションの再現に定評がある林選手でも)真似できませんね(笑)。


<プロフィール>
Ryohei HAYASHI
林 陵平(東京ヴェルディ)
1986.9.8(32歳)186cm / 80kg FW JAPAN

東京都八王子市生まれ。東京ヴェルディのアカデミーでジュニアからユースまで過ごした。05年に明治大へ進学して頭角を現し、07年関東大学サッカーリーグで43年ぶりの優勝に貢献した。大学卒業後、09年に古巣の東京ヴェルディに加入したが、翌年に柏へ移籍する。その柏でJ2、J1優勝、クラブW杯に出場。12年7月からはモンテディオ山形にレンタル移籍、翌13年シーズンより完全移籍した。17年に水戸へ活躍の場を移し、チーム最多の14得点を記録。プロ10年目の18年、東京ヴェルディへ復帰を果たした。2019年もマニアックなゴールセレブレーションに期待。Twitter:@Ryohei_h11 Instagram:@ryohei_hayashi

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最終更新:4/23(火) 19:30
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