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【平成スポーツカー図鑑 16】ビート(PP1型)はホンダならではの発想が生んだ軽自動車初の本格ミッドシップオープン(平成3年)

4/23(火) 12:00配信

Webモーターマガジン

理想的な重量バランスを実現

新しい元号が「令和」に決まり、いよいよ平成が終わろうとしているが、この時代に誕生した記憶にとどめておきたいスポーツカーたちを紹介する連載企画。第16回は、軽自動車のピュアスポーツカー、「PP1型ホンダ ビート(平成3年<1991年>5月発売)だ。

ホンダがビート用純正部品の生産を再開!

ビートは軽乗用車として初めてミッドシップエンジンと2シーターフルオープンボディを採用したことで知られる。コンパクトなボディでミッドシップを成立させる独創のパッケージングで、重心高440mm、前後の重量配分が43:57(1名乗車時)というミッドシップスポーツとして理想的な重量バランスを実現していた。

自然吸気ながら最高出力は64ps

F1テクノロジーの応用から生まれたE07A型エンジンは、多連スロットルで吸気効率を向上させ、燃料噴射制御マップ切り換え方式でシャープなレスポンスを得るPGM-FIを組み合わせた制御システム、MTRECを搭載している。

4バルブヘッドやテーパーポートのインマニ、大流量排気系などの高出力化技術も投入され、自然給気のSOHCエンジンながら最高出力64psを発生した。

また、ストロークを40mmとした5速マニュアルトランスミッションは手首の返しで、“カチカチ”と小気味良くシフトできるように考えた結果だ。

シャシは前後ストラットと前155/65R13・後165/60R14の前後異サイズタイヤを組み合わせ、さらに軽自動車初の4輪ディスクブレーキを採用して運動性能を高めている。

ライバルの多くがターボを選択する中、ミッドシップならではの切れの良いハンドリングで勝負したビートは、今なおファンが多い貴重な存在だ。

ホンダ ビート(1991年)主要諸元

・全長×全幅×全高:3295×1395×1175mm ・ホイールベース:2280mm ・車両重量:760kg ・エンジン型式/種類:E07A型/直3 SOHC ・排気量:656cc ・最高出力:64ps/8100rpm ・最大トルク:6.1kgm/7000rpm ・トランスミッション:5速MT ・タイヤサイズ:前155/60R14、後165/60R14 ・車両価格:136万8000円

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最終更新:4/23(火) 12:00
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