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バイクの自動運転時代は近い? ボッシュが二輪車向け安全運転支援システムを公道試験

4/23(火) 7:01配信

WEBヤングマシン

日本で初めての公道試験が行われる

ボッシュ(BOSCH)は、2019年3月より日本国内で『アドバンスト ライダー アシスタンス システム』の行動実証試験を開始した。警察組織に届け出が提出された先進的な二輪車向け安全運転支援システムの公道試験で日本初となるものだ。日本の道路環境にもとづいたシステムの開発により、日本のバイクユーザーにより安全で快適な運転環境を提供すること、そしてグローバル事業展開する車両メーカーの日本市場への対応をサポートすることを目的としている。

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自動車のADAS技術を応用したバイク向け安全運転支援技術とは?

日本において、バイクユーザーは自動車のドライバーと比較すると死亡事故のリスクが13倍も高い(※警察庁「平成22年警察白書」および総務省統計より、二輪車ライダーおよび四輪車ドライバーにおける走行距離1億kmあたりの致命傷を負うリスクをボッシュが算出、比較)。そんな二輪車ユーザーに、より安全な運転環境を提供するため、ボッシュは1995年に第一世代のバイク用ABS(アンチロックブレーキシステム)を市場に投入して以降、20年以上にわたって二輪車向けの製品と技術を提供してきた。特にアシスタンスシステムの分野ではマーケットリーダーと言っていい。

ボッシュは、3つのステップにもとづいて二輪車の安全性向上技術を開発しているという。ひとつめはABSやMSC(モーターサイクル用スタビリティコントロール)による車両安定性の向上だ。ABSは日本やEUなどで新型車への搭載が義務付けられており、各国も追従していくことは間違いない。そして2つめのステップが、今回公道試験の対象となっている、サラウンドセンシング技術を活用したアドバンスト ライダー アシスタンス システムだ。そして近い将来の3つめのステップとして、二輪車と四輪車の車車間通信(B2V)やeCall(自動緊急通報システム)に代表される、バイクと周辺環境とのネットワーク接続が研究&開発されている。

実証実験が始まったアドバンスト ライダー アシスタンス システム

アドバンスト ライダー アシスタンス システムは、ACC(アダプティブ クルーズ コントロール)、衝突予知警報、死角検知からなる、二輪車の安全性と走行快適性を向上させる一連の安全運転支援システムだ。これはレーダーを使った自動車のADAS(先進運転支援システム)の関連技術をベースに開発されたもの。ボッシュの事故調査報告によれば、レーダーベースの安全運転支援システムの装備により、バイク事故の7件に1件を防ぐことができたとされている。これは、電子制御式の同システムが周囲をモニタリングすることにより、危機的状況下において人間よりも迅速に対応できるため。このシステムは2020年から量産され、最初にドゥカティとKTMのモデルに搭載されることが決まっている。

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最終更新:4/23(火) 7:01
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