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走りの基本を125ccモデルで学んだ伊藤真一が検証!【HONDA CB125R】

4/23(火) 21:43配信

webオートバイ

車体の剛性バランスが上手くチューニングされ軽快なハンドリングとリアの接地感を両立!

リアタイヤは、変な言い方をすると4輪の四角いタイヤみたいなフィーリングで、すごい安定感があるんです。一般にバイクのタイヤはバンクさせてコーナーを曲がるときに接地点が移動すると、接地圧の変化で接地感が変化していきます。でもCB125Rにはその感じがなくて、手で触れて感じているくらいリア側の接地感が安定しています。リアの接地感がずっと伝わっているので、怖さがないんです。そのポジションからフロント側の高い位置にライダーが乗っていても、リアの接地感をお尻に感じることができます。

フロント側は軽めに作って軽快感を出しているのですが、これでリア側も軽いとヒラヒラしすぎて怖いハンドリングになってしまいます。このリアタイヤの接地感の良さは、車体の剛性バランスが上手くチューニングされているからなのでしょう。

わざと舵に対して応答の遅れを作ると、リアの接地感が残りやすくなるのですが、それを狙っているんじゃないですかね? リアタイアを手でずーっと押している、触っている感じ。リンク式ではなく、直押しのリアショックになっているのも、このCB125のだから、こういうリア側のフィーリングに影響しているのだと思います。

あとCB125RのABSは非常に出来がいいですね。細やかな制御が効いていて、下手な大型車用ABSよりも上質ですね。CBR1000RRの調整可能な高級なABSなどを除く、非調整式のABSのなかで一番良いんじゃないか、と思うくらいよくできています。

試乗したコースには一部未舗装路があったのですが、わざとフルブレーキングしてみたらABSが効いてちゃんと制動力が上がるんですよ! これにはびっくりしましたね。これだけ制御が良ければ深いバンク角でもABSが使えるでしょうから、転ばないバイクみたいに思えるでしょうね。

またCB125Rはフロント側の荷重が多いポジションなので、フロントロックでスコーンと転ぶ危険性を考えると、ABSが標準装備になっていることは非常に良いことだとも思いました。

CB125RのエンジンはOHC2バルブの単気筒なので、やっぱりそんなに目を見張るパワーとかは感じないですね。でも非常に気持ちよく回るエンジンではあります。僕はFTR223に乗ってましたが、同じ2バルブの単気筒でもCB125Rの方は高回転域での気持ち良さが全然上ですね。

13馬力なのでスピードの上昇の速さは知れていますが、程よいパワー感とも言えるでしょう。大関さんを後ろに乗せての二人乗りも試してみましたが、6000回転くらいでトコトコ走ることもできるわけですから、大したものだと思います。二人乗りしたときの操縦安定性は、一人乗りのときと大きな変化はなかったですね。ただコンパクトなタンデムシートの造りやタンデムライダー用のグリップの造りからすると、積極的に二人乗りをしようというバイクではないでしょうね。

一般道を走る限りでは、CB125Rのエンジン性能には不満はないですね。125ということを忘れるくらい、よく走ります。

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最終更新:4/23(火) 21:43
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