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ゲームボーイ祝30周年記念、昔も今も愛すべきアイテム

4/23(火) 21:40配信

エスクァイア

 史上最高の人気を誇るポータブルゲーム機「ゲームボーイ」は、その売上の高さでけでなく、文化的な貢献度の高さも指し示すアイコンであり、過去の楽しい思い出でもあり…誰もが(ビデオゲームをしない人ですら)懐かしい記憶と崇敬の念を持つものとしてわかりやすいシンボルではないでしょうか…。

 ゲームボーイはニンテンドー・エンターテインメント・システム(NES、いわゆるファミコン)やセガジェネシス(セガの家庭用ゲーム機)と同様、ビデオゲーム文化を象徴する金字塔のひとつとも言えるでしょう。 
 
 「ゲームボーイカラー」、「ゲームボーイアドバンス」など多数のゲームボーイシリーズは、全世界での累計売上台数は2億台超に上ります。ポータブルゲーム機に関しては、従来とは全く違う衝撃的なものでした。そして初代ゲームボーイ発売から30年たった今でも、他には代えがたい人気を維持しているのもまた事実…。 
 
 最近では、そのファンの多くは「ニンテンドースイッチ」へと移行しています。素晴らしいグラフィックとアドベンチャーのニンテンドースイッチが飛ぶように売れているその一方で、「ゲームボーイ」は初代ポータブルゲーム機として歴史に刻まれていくでしょう。スマホのゲームアプリが私たちの生活を支配する前は、ゲームボーイの天下でした。そして、数十年たった今でのそれに対する称賛は薄れることはないのです…。

 初代ゲームボーイは1989年、「テトリス」のカセットとセットで発売されました。分厚いゲーム機、緑がかった画面、セガのゲームギアなどの競合ゲーム機に比べると、劣っていると認めざるを得ないグラフィックス…こんなゲーム機が、将来のゲーム業界に大きな影響を与えるものになるとは、誰が想像できたでしょうか。ゲームボーイは、「小さくてもスゴイ」を体現するものであったわけです。 
 
 初代ゲームボーイにはバックライトがついておらず、ずっと画面を傾けて見なくてはならないので、大人の目にはおそらく問題だったことでしょう。この問題は2003年、「ゲームボーイアドバンスSP」の発売でやっと解決されました。それまでは、自然光では見えにくいため、プレイヤーはライトの真下でゲームをしなければならず、何時間も連続で快適にプレイするためには、とてつもない量の乾電池を用意するか、ACアダプターで電源を確保しなくてはなりませんでした。 
 
 ですがそこまでしても、そこにはやる価値があったのです。病院やおばあちゃんの家に行ったとき、一人で留守番のときなど…時と場所を問わず、その小さな「ゲームセンター」には、いつでも行くことができたのですから…。

 クリボー(スーパーマリオブラザースのキャラクター)を踏みつけ、ポケモンを捕まえ、これまでで一番難しいピンボールに挑むなどなど、「ゲームボーイ」の未知の世界は何よりも楽しい娯楽だったのです…。 
 
 翌日学校がある日には、夜10時になると両親から「勉強せずにゲームばっかりしているなら、もう寝なさい!」とよく注意されたものでした。そこで多くの少年たちがこう思ったことでしょう。「ここに懐中電灯さえあれば、布団の中であと1レベルは進めるのになぁ…」と。

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最終更新:4/23(火) 21:40
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