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「シャネル爆買い」理事長夫人の私的流用で日本屈指のセレブ病院が破綻危機

4/23(火) 8:00配信

デイリー新潮

理事長を直撃すると…

 そもそも、東京ハートセンターは病床数88で、年間売上は30億円から40億円。もう一つのさいたま記念病院は病床数199で24億円ほどである。

 病院関係者がさらに語るには、

「病院経営は世間で思われているほど儲かるものではありません。というよりも、医療で儲かってはいけないのです。利益率は2~3%が一般的で、ベッド数が500床以上の大型病院でなければ、なかなか5%は達成できない。でも、東京ハートセンターにしろ、さいたま記念病院にしろ、普通に経営すれば平均以上の利益を出せるだけのポテンシャルを持っています。でも、容子夫人がこれほどの乱脈経営を行えば、経営危機になるのは当たり前です」

 では、当の遠藤理事長は、妻が病院の資金を私的流用していると指摘されていることについて、どう答えるか。

 自宅ガレージで、BMWに乗り込もうとしたところを直撃すると、

「何もお話しすることはありません……」

 と、しどろもどろ。

 どうやら、妻に降りかかっている疑惑をなにもご存じない様子なのである。

 しかし、その後、弁護士を通じ、次のように回答を寄せた。

「東京ハートセンターとさいたま記念病院の間で精算をすべき金銭のやり取りが発生しているのは事実ですが、いずれも使途は明確であって、使途不明金ではありません。そもそも、遠藤容子氏がさいたま記念病院の口座から私的に金銭を引き出したなどということはあり得ないと考えております」

 とのこと。

 一方、容子夫人にも話を聞こうと携帯電話に連絡したものの、

「その件について、いまここではお話しすることはできないので」

 と、一方的に通話を切られてしまった。

特別背任で告発

 あらためて、前出の従業員に聞くと、

「小学館の子会社は、家賃の支払いが滞っている東京ハートセンターに対し、昨年暮れ、建物の明け渡し訴訟を起こしました。追い出したうえで、ほかの医療法人に不動産を高値で売却し、さいたま記念病院での損失の穴埋めをしようとしているのです」

 さらに、容子夫人を刑事告発する動きも出てきているという。

「病院の有志で弁護士に相談し、病院の資金を私的流用したとして、日産前会長のゴーンと同じように、特別背任で訴えるつもりです。とにかく、遠藤夫妻から一日でも早く経営権を取り上げなければいけないと考えています。給料の遅配問題で、4月初め、労働基準監督署が調査に入りました。雇われている医師や看護師が給料を貰えないことも深刻ですが、遠藤夫妻を排除して病院を立て直さないと、なによりも患者に1番の迷惑をかけることになってしまいますから」(同)

 容子夫人はこれから、過ぎたるシャネルの代償を支払わなければならなくなるのか。

 遠藤夫妻は、夫唱婦随というよりも婦唱夫随。

 功成り名を遂げた心臓外科医の夫は、その妻のせいで、晩節を汚すハメになってしまったようである。

「週刊新潮」2019年4月18日号 掲載

新潮社

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最終更新:4/23(火) 12:17
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