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神戸、千葉、新潟。Jリーグ序盤の相次ぐ監督交代に宮澤ミシェル「新シーズンに向けて積み重ねてきた時間はなんだったのか」

4/23(火) 11:00配信

週プレNEWS

新たにチームを率いている吉永監督は、2017年からの2シーズンをアルビレックス新潟シンガポールで監督をしていた。9チームで争うリーグ戦を2連覇し、年間2度あるカップ戦も2年間で3度優勝している。片渕監督が堅守速攻型だったのに対して、吉永監督は攻撃的なサッカー。選手にとってはキャンプから準備してきたものが真逆になる可能性は高いから戸惑うかもしれないよね。

ただ、片渕監督のものとでは、出場機会の限られていた攻撃力に特長のある外国籍選手は、よろこんでいるんじゃないかな。

今季の新潟は開幕前に外国籍選手を刷新して、新たに7選手を獲得したけれど、片渕監督がレギュラー起用していたのはカウエだけ。シルビーニョやレオナルドの出場は限られていたし、ほかの4人はほとんど使われない状況だった。それが攻撃重視に舵が切られたことで、外国籍選手の出場機会も増えるだろうし、それでカウエの良さがもっと生かせれば、得点力は間違いなく上がっていくと思う。

一方、古巣のジェフは深刻だな。江尻監督に代わって頑張っているけれど、得点力不足は相変わらず。ただ、これは江尻監督の責任というよりは、クラブ側にあると言っていいだろうね。

ジェフは2017年からの2シーズンで結果を残せなかったエスナイデル前監督に2019年も任せた。すべての問題はここに集約されているんだよ。監督を代えれば得点力が劇的に増えるなんてことは、ほとんどない。キャンプからしっかり攻撃と守備をつくり、それをシーズンのなかで微調整しながら成長させていくものだからね。

もし監督交代で責任を取ったと考えていたとしたら、それは残念なことだよ。しっかりとプロサッカークラブとしての体制へと変わってもらいたい。サポーターだけじゃないんだよ。古巣がJ1に戻るのを待っているのは。

クラブが監督交代を決断するには、目に見える成績だけではない、複雑な要素が絡み合っているもの。だけど、チームを応援するサポーターにとっては、その交代劇に納得できるかはやっぱり成績なんだよ。ジェフも新潟も神戸も、まだまだシーズンは長い。今回の監督交代が良手だったのか、愚策だったのかは、ここからの成績次第。それだけに新たな監督のもとで、どんな戦いを見せてくれるのか注目していくよ。


構成/津金壱郎 撮影/山本雷太

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最終更新:4/23(火) 16:46
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