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定年後の再雇用、給料の一部を退職金に振り替えればこんなに得する

4/24(水) 7:00配信

マネーポストWEB

 北山氏は「この方法は会社にもメリットがある」と指摘する。

「給料が下がれば、労使折半の社会保険料も安くなるため、会社側は社会保険料の事業主負担を減らせるわけです。しかも、会社が本来払うつもりだった給料との差額月8万円を中小企業退職金共済などに積み立てれば、損金扱いになるので法人税も圧縮できます」

 この退職金振り替え方式は、社員は「年金をカットされず」に会社は社会保険料負担を減らせるというウィン・ウィンの関係になる。

 図を見ていただきたい。Aさんが「早くもらえる得する年金(特別支給)」が始まる63歳から70歳まで働く場合、従来通り「給料25万円」もらえば天引きされる年金保険料と年金カットの合計は284万円。

 それに対して、給料の一部を退職金にすると年金保険料は約130万円に下がって年金カットもされない。

「保険料を多く払ったぶん、すべて給料としてもらったケースのほうが65歳からの年金額は年額1万2000円ほど多くなりますが、それを踏まえても63歳から70歳までの間、受給額から保険料を引いた“年金の収支”では、一部を退職金に回すもらい方のほうが約148万円も得になります」(北山氏)

 年金受給期間が長くなっても、「退職金方式」が得することがわかる。

※週刊ポスト2019年4月26日号

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最終更新:7/22(月) 7:19
マネーポストWEB

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