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U-20日本代表のエースが久保建英に対抗心。「そこは俺でしょ」

4/24(水) 6:20配信

webスポルティーバ

―― 先ほど、「自分のストロングポイントはこのチームに合う」と話していたけど、長谷川監督から求められているものは? このチームで生かしたいストロングポイントとは?

田川 やっぱり(永井)謙佑くんのように前からプレスをかけたり、背後に抜ける動きを出したりしていきたいですね。それにプラスして、打開するところだったり、ゴールに直結するようなプレーを求められていると感じます。

―― ディエゴ・オリヴェイラ選手とコンビを組む機会が増えれば、鳥栖時代にビクトル・イバルボ選手とコンビを組んだときのように、背後への飛び出しが増えそうですね。

田川 それを狙っています。謙佑くんにはスピードという大きな武器があるけれど、僕もスピードを生かした裏抜けやドリブルには自信があるので、そこで負けないように。謙佑くん以上のインパクトを残さないと起用してもらえないと思うので、さらに磨きをかけていきたいと思っています。

―― シーズンが開幕して1カ月少し経ちました。ここまでの手応えは?

田川 そんなに悪いイメージはないですよ。でも、途中から出場する難しさは感じますね。謙佑くんがやっているような、守備でボールを追いかけてチームを助ける部分は絶対的に足りていないと思うし。ただ、チームのスタイルは自分に合っていると思うので、徐々によくなっていくと思います。

―― 先ほど話に出た久保選手は今シーズン、右サイドハーフのレギュラーとして出場しています。U-22日本代表のミャンマー遠征後の第5節・浦和レッズ戦ではベンチスタートでしたが、勝負どころで永井選手に代わって出場して活躍しました。そういう姿を見てすごいと感じる? それとも悔しい?

田川 どっちも、ですね。やっぱり、素直にうまいと思えるいい選手だから、すごいなって思うんですけど、「そのポジションだったら、俺でしょ」って思う気持ちも、もちろんあって……。やっぱり、悔しいですよね。

―― 今まで右サイドで出ていた久保選手が、永井選手に代わって2トップに入る。心中穏やかではなかったのでは?

田川 正直、「なんで?」っていう気持ちはありましたけど、それが今の現実なので。監督から信頼されているから、タケは今、スタメンで出ているわけで、その信頼の差は大きいと思いますね。下から上がっていくほうが精神的に鍛えられると思うので、そこまでマイナスには考えていません。

―― ポジティブなほうなんですか。

田川 どうですかね。落ち込みはしますけど、チャンスだとも思います。

―― チャンス?

田川 悔しいと思ったほうが次の日の練習でがんばれるというか、このままじゃダメだって練習に身が入るので、悔しいと感じることは決して悪いことじゃないと思っています。

―― そうした考えは小さい頃から? それともプロになってから?

田川 プロになってからですね。ユース(鳥栖U-18)までは試合に出られないことがなかったので。プロになってサブに回るようになってからです。

―― 先輩や指導者の方から学んだんですか?

田川 いや、もう全部、自分で考えて、です。自分が悔しいと感じて、必死に練習するようになりました。

(後編に続く)

【profile】
田川亨介(たがわ・きょうすけ)
1999年2月11日生まれ、長崎県諫早市出身。サガン鳥栖の下部組織出身で、2017年にトップチームに昇格。同年、U-20日本代表に飛び級で選出される。2019年、FC東京に移籍。ポジション=FW。181cm、70kg。

飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi

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最終更新:4/24(水) 6:20
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