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日本も導入のVARとの正しい付き合い方。決めるのは人間で機械ではない

4/24(水) 7:03配信

webスポルティーバ

 サッカーのルールを決める国際機関IFAB(国際サッカー評議会)が、昨年3月の年次総会でVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の正式導入を決定してから、もう1年の月日が経過した。

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 VARは、それ以前からクラブワールドカップをはじめ、オランダ、ドイツ、イタリア、オーストラリアなどのトップリーグで試験導入はされていたが、それを世界的に周知させる大きなきっかけになったのは、ロシアで開催された2018年W杯だった。

 もちろん、VARを初めて体験した選手や監督、あるいは初めて見たファンやメディアが混乱したことはあったが、それでもVAR導入によってW杯での正しいジャッジの割合が95%から99.32%に上がったというデータが示すとおり、おおむね好意的に受け止められたことは間違いないだろう。

 実際、ロシアW杯以降は、ほとんどの国際大会や多くの各国リーグでVARが採用されるようになっており、Jリーグでも、いよいよ今年のルヴァンカップのプライムステージ(準々決勝以降)13試合とJ1参入プレーオフ1試合でのVAR導入が発表されている。

 ただし、これから日本の多くのサッカーファンが目の当たりにするVARは、すべての誤審を解決してくれる万能薬ではないことは、頭に入れておかなければならないだろう。

 なぜならビデオ映像を見て判定を決めるのは人間であって、機械ではないからだ。そこは、ゴールか否か(ボールがラインを完全に越えたか否か)を機械が自動判定してくれる「ゴールライン・テクノロジー」とは大きく異なっている。

 しかも、現状では試合中にVAR判定が適用されるケースは以下の4点に限られている。

a)ゴールかゴールでないか(ゴールにつながる一連のプレーに反則があったか否か)

b)PKかPKでないか(ペナルティエリア内での反則があったか否か)

c)退場に値する反則か否か(2度目の警告は対象外)

d)カードを提示された選手が間違っていたケース(主審がイエローカード、レッドカードを提示した選手が、本来提示されるべき選手と異なる選手に提示された)

 これら4つのケースのなかで、「はっきりとした、明白な間違い」、もしくは「見逃された重大な事象」があった場合のみ、VARは主審の判定を援助(アシスト)することができる。

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最終更新:4/24(水) 7:03
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