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三菱パジェロ国内販売終了!砂漠の王者が37年の歴史に幕

4/24(水) 14:25配信

Auto Messe Web

パリダカで世界一の4WD性能とタフさを発揮

 世界一過酷なパリダカラリーで世界一の4WD性能とタフさを発揮した三菱パジェロだが、2019年夏を最後に日本での販売を終了する。そのパジェロに最後の特別モデル登場する。

JEEPのフォルムでパジェロの名前を与えられたプロトモデル

「コロコロ」とも言われる南米の山岳地帯に生息する猫の別名が「PAJERO(パジェロ)」である。岩場の山岳地帯を自在に走り回るその「コロコロ=PAJERO」の様は、まさにパリ-ダカール・ラリーで砂漠や荒野を自在に走り回って何度となく優勝を飾った「三菱パジェロ」と重ね合わせることができる。1980年代に湧き上がった日本でのRVブームの火付け役ともいえる三菱パジェロが、2019年夏を持って日本国内の販売を終了する。平成を彩った「砂漠の王者」の異名を持つRVの元祖「三菱パジェロ」を振り返ってみたい。

 パジェロの名をひときわ世界中に知らしめたのは、「世界一過酷なモータースポーツ」といわれた1979年から始まった「パリダカール・ラリー」だ。かつてはフランスのパリを元旦にスタートし、スペインからアフリカにわたり、サハラ砂漠を走りセネガルのダカールでゴールするというラリーレイド競技だ。出場車両のおよそ半分がリタイヤし、怪我人が続出。1986年大会では6人もの死亡事故が起きるほどの過激で過酷なコースレイアウトだったが、それでも世界中から自動車メーカーや冒険家が集い覇を競ったのだ。

 三菱が初代パジェロを世に出したのは1982年だったが、実は1973年の東京モーターショーに「ジープ・パジェロ」というネーミングですでに出展されている。1953年からアメリカのウィリス社とライセンス契約し、JEEPの生産をしてオフロード4WD車両のノウハウを得ていた三菱が来たるべくモータリゼーションの開花に向けて作り上げたショーカーだ。

 JEEPの雰囲気を残しながらバギーの雰囲気を取り入れカジュアルにしたオフロードモデルに仕上げたが、ネックとなったのはJEEPの名がある以上はウィリス社との契約で「アジア以外の国への輸出禁止」という足枷(あしかせ)だった。

 それでも三菱自動車は諦めることなく、世界を見据えた本格的オフロードモデルの開発に勤しんだ。今度はJEEPをベースにするではなく、ラダーフレームで頑丈なシャシーとボディを持つ小型ボンネットトラックの「フォルテ」をベースにより軽快に仕立てた「PAJEROII」というショーカーを1979年の東京モーターショーに出展させた。そのデザインフォルムは、それから3年後に世に出てくる初代パジェロにかなり近い出で立ちとなっていた。

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最終更新:4/24(水) 14:35
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