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布&ハンドメイド好き必見の「播博(ばんぱく)」とは!?

4/25(木) 16:37配信

旅行読売

 兵庫県の中央部にある西脇市で5月26日(日)、「播博」(播州織産地博覧会)が開催される。商社・機屋・小売店21社が自慢の播州織の生地・製品を販売するマルシェのほか、黒田庄和牛をはじめとしたご当地グルメを提供するフードコーナー、案内人とのまち歩き、スタンプラリー、ワークショップなどを行う、一年に一日だけのまちをあげてのイベントだ。

 「初開催の昨年第1回には県内外から約5000人が来場しました。ターゲットはハンドメイド作品を手がける女性や、店舗・通販サイトで販売しているプロの方を想定していましたが、その枠を超えて家族連れや年配の方も多く来ていただき、うれしい驚きでした」と播博実行委員会のスタッフは振り返る。

 播州織は西脇市を中心とした北播磨(きたはりま)の地で、220年以上前から作られてきた地場産業。糸から染めて柄を織り上げる先染織物は、江戸後期に地元の宮大工が京都から制作技術を持ち帰って改良し、この地で発展した。加古川・杉原川・野間川の三川が合流する立地が、質の良い水を必要とする染色や、綿の仕入れ、大阪への生地出荷といった物流にも有利に働いた。
 奥深い色合いと柔らかな風合い、肌触りのよさで知られ、現在はシャツ、ワンピースから、ストール、帽子、バッグ、ハンカチ、テーブルクロスにいたるまでさまざまな布製品の素材として用いられている。国内外の有名メーカーの生地としても使われている。

 「播博」は市民有志の熱意が実を結んだものだ。国内の先染綿織物の約70%を生産するこの地も、地方都市の例にもれず、まちなかに空き店舗が増え、空洞化が指摘されて久しかった。2年前に中心市街地活性化を目的にした市民ワークショップが開催され、参加者から地域の“顔”である地場産業をテーマにしたイベントを企画しようという声があがった。
 スローガンは「織物のまちに、織物の名物市を」。播州織の産地で多彩な生地に触れ、職人から直接話を聞きながら生地を買ってもらう機会を作るのが狙いだ。開催にあたって“シャッター通り”となっている商店街の空き店舗を活用した。第1回の成功を受け、今年も開催が決まった。関係者の期待は高まっている。

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最終更新:4/25(木) 16:37
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