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暴かれた“闘将”ロイ・キーンのお粗末すぎる交渉術! 「ピザのチェーン店に連れて行かれ…」

4/25(木) 6:11配信

SOCCER DIGEST Web

交渉の場で見せたのはまさかの…。

 プレミアリーグ史に残る闘将と言えば、やはりロイ・キーンではないだろうか。

 現役時代は、1993年7月にノッティンガム・フォレストから加わったマンチェスター・ユナイテッドで約12年に渡ってプレー。名将サー・アレックス・ファーガソンのアグレッシブなサッカーをピッチで体現すれば、ロッカールームでは鬼気迫る振る舞いで、若き日のデイビッド・ベッカムやウェイン・ルーニー、そしてクリスチアーノ・ロナウドらに、いわばプロフェッショナルとは何たるかを叩き込んだ。

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 2006年に現役を退いて指導者に転身してからもキーンの“鬼教官”ぶりは相変わらず。同胞のマーティン・オニールの率いるノッティンガム・フォレストでアシスタントコーチを務めている現在も、叱咤しながら選手を鼓舞している。

 そんなキーンが引退後に初めて指揮を執ったサンダーランド時代のお粗末な交渉劇が、明らかになった。その舞台裏を暴露したのは、元エジプト代表FWのミドだ。

 2001年にアフリカ年間最優秀若手選手賞を手にしたミドは、プレミアリーグではトッテナムやミドルスブラ、ウィガンなどでプレーし、13年に現役引退を発表するまで、母国の英雄的存在として人気を博したストライカーだ。

 現在36歳となった元エジプト代表のエースが、英メディア『Talk Sport』で、明かしたのは、遡ること13年前。トッテナムに所属していた2006年のあるエピソードである。

 その当時のミドは、ディミタール・ベルバトフやジャーメイン・デフォーといったライバルたちとのポジション争いに敗れ、定位置を確保できずにいた。

 次第に満足な出場時間を得られないことに不満を抱くようになり、退団を模索し始めていたミドに声を掛けてきたのが、サンダーランドを率いていたキーンだった。代理人のミーノ・ライオラから「ミド、ロイ・キーンが一緒に昼食をとり、トレーニング場を見せたいと言ってきている」と連絡が入り、この誘いを受諾。すぐにサンダーランドへ向かった。

 しかし、ニューカッスル空港にレンジ・ローバーで迎えに来たキーンに「昼飯ついでに話そう」と連れられて行かれたのは、なんとピザのチェーン店「Pizza Express」。この交渉の場としては、あまりに不釣り合いなチョイスに「驚いた」というミドは、その時に闘将が見せた振る舞いについてもこう告白している。

「何よりも驚いたのは、キーンが俺に何も話しかけなかったことだ。向こうから誘ってきたなら普通は、チームの魅力を話して、クラブとサインするように説得するだろ? でも、キーンはただただ静かだった。俺は直観的に『こんな奴なんかと一緒に働けない!』と思ったね。キーンは話している間、ずっと天井を見てたんだからな。あれは本当に理解できなかった」

 結局、この交渉は破談に終わり、ミドはミドルスブラへ移籍。一方のキーンは、2005-06シーズンにプレミアリーグ昇格を果たすも、トップリーグで思うような結果を残せず、2008年12月にサンダーランドを辞任している。

 抜群のパーソナリティーを持っていたキーンだが、監督1年生だった13年前は、マネジメント能力が欠けていたのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

最終更新:4/25(木) 6:11
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