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ACLグループリーグ突破へ首の皮一枚。川崎Fには発想の転換が必要だ

4/25(木) 7:20配信

webスポルティーバ

 J1王者、川崎フロンターレがもがいている。

 AFCチャンピオンズリーグのグループリーグ第4節。前節を終え、1勝2敗の勝ち点3と、グループHの3位に甘んじている川崎は、2勝1分けの勝ち点7で、同首位の蔚山現代(韓国)とホームで対戦し、2-2で引き分けた。

【写真】家長昭博インタビュー

 試合序盤は、川崎にとって理想的な展開で進んでいた。

 前半8分、右CKの流れから、キャプテンのFW小林悠が右足シュートを決めて先制。MF大島僚太からのパスを受けた小林が、ペナルティーエリア内の右サイド、ゴールへの角度があまりない難しい位置から、逆サイドネットに突き刺したゴールは、トラップからシュートへの流れるような一連の動きも含め、まさしくスーパーゴールだった。

 しかも、一昨季のJ1得点王の小林は、J1も含め、これが今季初ゴール。生みの苦しみを味わっていたエースストライカーにようやく生まれた、待望のゴールだったのだ。

 しかし、それを勝利につなげられないのが、今の川崎。ある意味、なかなか勝ち切れない試合が続く現状を、象徴するような試合となった。

「先制点も取れたし、そのまま勢いを持って戦いたかったが、2失点して難しい試合になった」

 鬼木達監督がそう振り返ったように、前半のうちに逆転を許したふたつの失点が、川崎がこの試合を勝てなかった最大の理由である。

 先制後も、川崎の試合運びは悪くなかった。落ち着いてボールを動かし、相手の寄せが甘いと見るやミドルシュートをちらつかせ、逆にDFラインの裏を取ることもできていた。

 ところが、MF中村憲剛から大島への何でもないパスでミスが起こり、相手にカウンターを許したところからCKを与え、そのCKから、18分に同点ゴールを許してしまう。

 そして、蔚山が4-1-4-1から4-4-2へとフォーメーションを変えたことで、「(蔚山が)人に対して、はっきり(プレッシャーをかけに)来るようになり、圧力をかいくぐれない時間が増えた」(大島)という川崎は、ボールを保持していても攻めあぐむ場面が増えた。

 すると、前半31分、川崎は中盤で失ったボールを易々と前に運ばれ、あっさりと逆転ゴールを喫してしまう。いずれのゴールも、あまりに”安い失点”と言わざるを得ない。

 その後、川崎はFW知念慶、レアンドロ・ダミアンを相次いで投入し、何とか同点に追いつくことはできた。鬼木監督は「2点目を取ったあとも、前向きに3点目を取りに行った姿勢を次につなげたい」と言い、中村もまた、「ホームで勝ち点1はよくないが、追いついて負けなかったことを次につなげなければいけない」と、試合を振り返った。

 だが、そもそも3点目を取りにいかなければいけなくなったのは、2点を失ったから。つまりは、自分たちでまいた種である。

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最終更新:4/25(木) 7:20
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