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「世界に出ても恥をかくだけ」新谷仁美がアジア2位も悔しさを露わ

4/25(木) 10:20配信

webスポルティーバ

 カタールのドーハで開催されているアジア陸上競技選手権大会の3日目に行なわれた女子1万m決勝。ラスト3周に入ったところからシタヤ・ハブテゲブレル(バーレーン)に突き放され、7秒01差のタイム差で2位になった新谷仁美(ナイキTOKYO TC)は厳しい表情でレースを振り返った。

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「悔しいというよりも話にならないですね。タイムにも順位にもほとほと呆れているという感じです」

 相手のハブテゲブレルとは、過去に何試合か走ったことがある。彼女の自己ベストは、新谷より少し早い30分47秒25だが、それは2012年に出したもの。昨年のベストは、アジア大会で5位になった時の32分30秒24で、今季はまだ1万mを走っていなかったため、新谷は相手の力を勝手にイメージしてしまったという。

「6000mまでは彼女もついてくると思っていましたが、7000mまでには離せると予想していて、そこでも離れてくれなかった。そこで自分もペースの上げ下げができなかったのが、彼女にとって、(自分が)いいペースメーカーになってしまったという感じです。5位で終わった世界選手権モスクワ大会(13年)と同じ感じになってしまったと思います」

 新谷は4周目から前に出ると、74秒台のペースに上げて2400m過ぎにはハブテゲブレルとの一騎打ちの展開に持ち込んだ。そこからは75秒台のペースをキープして引っ張り続け、5300mでは一度相手に前に出られたが、すぐに抜き返して主導権を握り続けた。

「最初の予定は、1周を74秒前半のラップタイムで回っていくことでした。それをやれば途中で独走態勢に入れるという過信というか、確信みたいなものがあって。ただ、そういう展開にならなかったことで焦りが出てきて、75秒でしか押せなかったのかなと思います。ラスト3周でハブテゲブレル選手にいかれたときも、(ついて)いこうと思えばいけたかもしれないけれど、どこかで苦しいという思いや、負けるのかなという気持ちが出たと思います」

 前に出たハブテゲブレルは、1周ごとのラップタイムを73秒、72秒、70秒と上げてゴールした。それに対して新谷は75秒、74秒、73秒にしか上げられなかった。新谷より2歳下とはいえ、近年はハーフマラソンやマラソンにも取り組み、昨年はハーフ1時間08分25秒、フル2時間24分51秒と力をつけている彼女の底力に屈した形だ。

 新谷は13年世界選手権後には右足底の故障の悪化もあってレースから遠ざかり、14年には現役引退を表明している。ところが、昨年5年ぶりに競技に復帰し、今年1月の都道府県駅伝では最長10kmの9区で区間賞を獲得するなど復活した姿を見せていた。

 今回も大会前に、「世界選手権や東京五輪へ向けてランキングを上げるポイントを獲得するためには、必要不可欠な大会の代表に選んでもらったので、そのチャンスを生かすには優勝しかないと思う」と意気込みを語っていた。

 レースへ向けても、「今は若さも勢いもないので経験だけが武器だと思う。自分の武器は速いペースで押すしかないですが、この3カ月間は練習で距離も踏めて、足もできているので、後半も速いタイムで押せるようになっている。前で引っ張りながらもペースをコントロールして、ついてくる選手を幻惑させるような走りができるようになりたい」と話していた。

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最終更新:4/25(木) 10:20
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