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鹿島をACLで首位から転落させた 21歳。邦本宜裕の「意地のひと刺し」

4/25(木) 16:04配信

webスポルティーバ

 アジアチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグ第4節。鹿島アントラーズは、退場者を出し、10人になりながら、0-2を土壇場で3-2にひっくり返した第3節・慶南(韓国)とのアウェー戦で、16強入りに大きく前進したかに見えた。折り返しとなる第4節の慶南とのホーム戦に勝利すれば、それは早々に確定する可能性があった。

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 ところが鹿島は立ち上がりから後手を踏んだ。試合は慶南ペースで推移した。アウェーチームの中で目を惹いたのは、21歳の日本人選手だった。

 一昨年にアビスパ福岡を退団。昨年からこのチームでプレーしている邦本宜裕である。ポジションは守備的MF。端役ではなく、心臓部にあたる主力としてチームを支えていた。

 逆転勝利を収めた前戦の余勢を駆って一気にいきたかった鹿島だが、発表されたスタメンは、見るからに頼りない構成だった。

 Jリーグのターンオーバーで、レオ・シルバなど何人かの主力をスタメンから外したことは既定路線のように見えたが、累積警告と前戦の退場処分で出場停止となったDF、町田浩樹、犬飼智也の代役には腐心の跡がうかがえた。その結果、守備的MFが本職の三竿健斗と公式戦初出場の高卒ルーキー関川郁万の急造コンビが、センターバックを務める姿には、痛々しささえ漂わせた。

 とはいえ、試合後の大岩剛監督は内容に関してはおおむね満足している様子だった。「90分をとおしてリスクマネジメントの面、ビルドアップの面、組織的に守る面、そういったところはよくできていたと評価している」と述べた。その一方で、「悔しくて、悔しくて、いまは冷静に振り返ることができない」とも語った。

 結果は0-1。失点は後半18分。慶南の右からのクロスボールを、後半守備的MFから左サイドハーフにポジションを変えていた邦本に、裏から合わされたシュートだった。

 ひと言でいえば名GKクォン・スンテの飛び出しミスだ。万歳しながら後ろに逃したボールを邦本に叩き込まれた、まさに「上手の手から水が漏れた」失点だ。邦本も試合後「後半ゴールを決め、試合に勝つことができましたが、個人個人の能力ではやはり鹿島の方が上でした」と述べている。大岩監督が悔しがる気持ちはわかる。

 鹿島がメンバー落ちのスタメンで臨んでも、邦本の目には格上に見えた。言い換えれば、鹿島は能力で上回るにもかかわらず、敗れた。勝てる試合を落としてしまったのだ。

 大岩監督が、失点シーンを悔やみながらも、内容に満足している様子だったのは、メンバー落ち、とりわけCBが急増だったことで、期待より心配が先にきたのではないかと思われるが、それでも実際は鹿島の方が格上だった。

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最終更新:4/25(木) 16:04
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