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大学生が「%」を分からない日本の絶望的な現実

4/25(木) 5:50配信

東洋経済オンライン

■日本の数学教育には抜本的な改革が必要だ

 最後に重要と考える2点を提言したい。

 1つは数学が苦手な生徒は、わからないところがわからないということだ。そのような生徒に向かって、「わからないところがあったら質問しに来なさい」と言うことは、「質問に来るな」と受け止められることに留意すべきだ。数学を教える側は、生徒がつまずいている箇所を、生徒の心に飛び込んで見抜く努力をしたいのである。

 もう1つは、理解の遅いことは悪いことではないということだ。理解の遅い子どもたちにはそれぞれにマッチした教育をしてあげればよい。筆者が尊敬する数学者ガウスは、すでに3歳のとき石屋を経営する父親の計算を横からチェックしていた。

 ガウスのような生徒も、理解の遅い生徒も、それぞれに見合った画一的でない数学の教育を受けられるように、抜本的な改革をしてもらいたい。それが技術立国日本の再建につながると信じている。

芳沢 光雄 :桜美林大学リベラルアーツ学群教授

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最終更新:4/25(木) 5:50
東洋経済オンライン

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