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「ニコ動離れ」はなぜ止まらないのか? 古参ファンの本音

4/26(金) 15:00配信

マネーポストWEB

 現在、YouTubeしか見なくなってしまったAさんだが、かつてはニコ動とYouTubeを使い分けていたという。ニコ動はコメントによって、アニメやボカロ曲、ゲーム実況などオタク同士で一体感を得たいとき、YouTubeはミュージックビデオやYouTuberを見たいときという具合だ。

「使い分けているうちは、まだよかったんです。でもニコ動のコメントがだんだん煩わしくなって、コメントをオフにするようなりました。あと、かつてのニコ動には、ここでしか見られないという独自のコンテンツがありました。でも、今はYouTubeで事足りてしまう」(Aさん)

クリエイター奨励プログラムがニコ動の雰囲気を変えた

 30代女性会社員・Bさんは、今でも時々昔好きだったMAD動画などを視聴するためにニコ動を見るというが、使いづらさを嘆く。

「正直、YouTubeと比較するのはナンセンス。ニコ動は画質が悪く、重たくなることも多々。プレミアム会員にして、ようやく“普通”に視聴できるという感覚です」(Bさん)

 もちろん、ドワンゴ側が何もしなかったわけではない。2017年11月、ニコ動4年ぶりの新バージョンとなる「niconico(く)」の発表会が行われた。しかし、ユーザーが望んでいた機能と乖離するものだったことから、残念がるファンは多かった。

「『niconico(く)』では、回線増強をはじめ、ログインなし視聴可、一般会員でもシーク(途中再生)可、動画やコメントを評価できる『ニコる』の復活など、様々な改善が行われました。でも、動画サイトがたくさんある今、ニコ動を選択する決め手がない印象です」(Bさん)

 クリエイターの収益を確立させる仕組みづくりの遅れも影響しているようだ。3DCG制作ツール「MikuMikuDance」を使用した動画MMDの投稿経験があるBさんは言う。

「MMDに限らず、作り手や生主たちが、動画再生数が伸びて収益率も高いYouTubeに主戦場を移していった気がします。事務所からスカウトを受けたという声も聞きます。ニコ動にもクリ奨(クリエイター奨励プログラム)がありますが、その複雑さと不透明さも課題。今からでも、もっと動画制作者に親切かつ好待遇の収益の仕組みをつくるべきです」(Bさん)

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最終更新:4/26(金) 18:00
マネーポストWEB

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