ここから本文です

「腹落ち」しない部下に仕事をさせる方法

4/26(金) 6:03配信

サライ.jp

仕事に対して、しっかりと納得、つまり「腹落ち」させれば、部下はその力を遺憾なく発揮してくれる、そう思う上司は多いことだろう。だが、リーダーシップとマネジメントに悩む、すべてのビジネスパーソンのためのノウハウサイト「識学式リーダーシップ塾」では、それは大いなる誤解だと説く。「腹落ち」と部下の育成について、知見を得よう。

* * *

社員が“納得”するかどうかは関係ない、“経験させる育成”が重要なワケ

どの会社でも、社員の人材育成には頭を悩ませます。多くの社長や管理者は、人材育成のための専門的な教育を受けたわけではないので、自分の個人的な経験則や本で読んだり人から聞いたりした話を基にして、自分なりの「人材育成論」を持っているものです。

最近よく目にするのは、「腹落ち」という言葉です。ビジネスにおいては業務の目的や組織の目標を、社員が心から納得できる形で伝えることで、社員は自分の持てる力を発揮できると考えられています。

しかし、実際のところ納得させたとしても、社員が変化し成長できるわけではありません。最も重要なのは「納得・理解」ではなく「経験」です。経験するからこそ、目的を本質的に理解することができます。

今回は、人材育成における「納得」の勘違いと経験の重要性について説明します。

行動前の「腹落ち」重視は筋違い

「どうして今この業務に取り組まないといけないかをしっかり説明しています。そうすることで前向きに取り組むことができるからです。」

何か業務を任せる前に、その目的を「腹落ち」させることが大事…という風潮もありますが、これは筋違いといわざるを得ません。そもそも、経験がない状態で本質を理解することは出来ないのです。
例えば、これまでの人生を振り返って、学校の先生、部活のコーチ、上司の言っていることがそのときはわからなくても、その後「わかった」となった経験はないでしょうか。そして、そのように変化したのは「何らかの経験」をしたからではなかったでしょうか。

つまり、人が”本質的に理解し、自らも変わる”ためには、必ず経験が必要となります。
ところが、しっかりと目的や意図を理解することで、人は変わるという勘違いをしてしまっているのです。

1/2ページ

最終更新:4/26(金) 6:03
サライ.jp

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事