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『三河物語』は戦国の1次資料などではなく、単なる老人のボヤキだ!

4/26(金) 18:45配信

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■論法はいつも同じ

 ここで、かつて大日本帝国は「侵略」をしたのかという話にも触れておきましょう。

 日本は李氏朝鮮に挑発されていますから、「Aggression」はしていません。明治初年以来、朝鮮はことあるごとに日本を挑発していました。時には清朝の軍隊を自領に招き入れ、日本の安全を脅かしてもいます。だから、日本が先制軍事攻撃をしても、国際法的には「Aggression(侵攻)」はしていません。同様に、漢語の意味での「侵略」もしていません。

 しかし、「Invasion (侵入、進入)」の後に「Seizure(獲得)」をしたのは事実です。「Invasion」にも「Seizure」にも道徳的な意味はなく、単なる動作を表す単語です。

 だから、「日本は韓国を侵略したのか?」と聞かれたら、「はい」とも「いいえ」とも答えられます。「Invasion」と「Seizure」はしましたが、「Aggression」はしていませんが正解です。ところが、「日本は侵略した」という人は、「Invasion」と「Seizure」の史料を探し出してきて、さも「Aggression」をしたかのように言いふらします。騙しのテクニックです。

「島津氏が琉球王国を侵略した」も、同様の論法です。

 大日本帝国も島津氏も今川氏も、やっていることは同じです。しかも、島津や今川の場合は戦国時代で、「侵略はされる方が悪い」時代ですから。国を奪われたものをかばう国際法など、当時は存在しませんし。ときどき、「日本は琉球を侵略した悪い国だ」と言う人がいますが、「今川は松平を侵略した悪い奴だ」くらいの意味しかありません。

 その点、三河武士団は偉かった。泣き言を言わずに生き残り、勝った後で歴史を好き勝手に書いているのですから。

(『プロパガンダで読み解く日本の真実』より)

 

文/倉山 満

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最終更新:4/26(金) 18:48
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