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ゲイの僕がずっと「美輪明宏さんみたいになるしかない」と思っていた理由――書籍化決定記念インタビュー

4/26(金) 17:21配信

文春オンライン

 文春オンラインで好評を博している連載エッセイ『 僕が夫に出会うまで 』の 書籍化 が決定しました。連載では、つらい幼少期や思春期の経験を乗り越えた七崎良輔さんの姿に共感が集まっています。筆者の七崎さんに、当時のいじめについて思うことや、自身のセクシュアリティをどう受け入れていったかを伺いました。

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◆◆◆

――2019年2月14日。同性婚訴訟が全国で一斉に提訴されたこの日に始まった七崎さんの連載エッセイは、大きな反響を呼び、外部配信を含めてこれまで890万ページビューを獲得。このたび 書籍化 が決まりました。

七崎 とても嬉しいです。自分の足跡を、本という一つの形にして、残しておきたい、と思って書き始めていたので。

――連載が始まってすぐ、幼少期から少年時代にかけてのエピソードには、『セーラームーン』が好きな男の子だった七崎さんが周囲に心ない言葉をかけられる場面が多かったですね。当時のことを、少し教えてください。

七崎 自分が「周りと違う」と感じるようになったのは小学校2年生の時です。ちょっとした仕草とかから、周りの子達から「オカマだ」って言われるようになりました。先生や親といった周囲の大人たちにそれが知られてしまうと、「そういうのをやめなさい」「男の子らしくしなさい」と直そうとするんですよ。 たぶん、良かれと思ってのことなのですが……。

――大人たちは、どうやって注意をするのですか。

七崎 たとえば、小学校2年生のとき、担任の先生がホームルームで僕を教室の前に立たせて、「七崎くんは、オカマかな? どう思う?」とみんなに議論させた。結局「七崎くんはオカマじゃない」「だからオカマと言うのはやめよう」という結論になってホームルームは終わったんですが、ものすごくつらい体験でしたね。「僕は普通じゃないんだ」と痛烈に感じてしまった。

 中学にあがった当初も、初日に担任から呼び出されて「ぶりっ子をやめなさい」「そんなのではいじめられるよ」って。その日はじめて会った先生だったので、状況から推測して小学校の先生から申し送りみたいなものがあったのかな、と。結局その後、先生の言う通り、殴る蹴るの激しいイジメがはじまったんですけれども。

 両親も、僕に同性のともだちができないのをすごく気にして、新作のゲーム機を、すぐに買い与えたりしていました。「これで同性のともだちと遊べるでしょ」って。

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最終更新:4/26(金) 17:33
文春オンライン

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