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ゴルフで仕込んだインチキし放題、トランプ流政治

4/26(金) 6:10配信

JBpress

■ 強まるトランプ政権と民主党の暗闘

 ロバート・モラー特別検察官の捜査報告書が出た。

 488ページの報告書の結論は、ロシア疑惑については「推定無罪」、ドナルド・トランプ大統領のロシア疑惑についても「推定無罪」、司法妨害については限りなく「灰色」だった。

 この報告書の内容を巡ってトランプ大統領と民主党とが激突している。

 民主党内も「直ちに弾劾手続きに入れ」と主張する過激派と「下院司法委などで関係者を徹底的に調べ上げる」と基本方針を変えない党首脳部との間で対立が激化している。

 どちらも2020年大統領選を睨んだ戦略に変わりはない。

 トランプ大統領は、24時間の間に何と52回もツイッターして「オレを弾劾するなどできっこない。やるなら最高裁に判断を仰ぐ」と開き直っている。

 これまで公の場にはほとんど姿を見せなかった大統領の娘婿ジェラッド・クシュナー上級顧問までがメディア主催のイベントで「ロシア疑惑捜査そのものが米民主主義にダメージを与えた」と逆転攻勢に出ている。

 (https://www.cnn.com/2019/04/23/politics/donald-trump-twitter/index.html)

 ただし、トランプ大統領をすっぽり包む黒い雲は完全に去ったわけではない。

 2020年大統領選を視野に入れた民主、共和両党のつば競り合いが続く中で米政局は荒れ模様だ。

 「モラー報告書」で1つだけ明確になったのは「トランプ氏はいくつもの嘘をついていた」という事実だ。これは消そうにもそう簡単に消えない客観的事実だ。

■ 新天皇が国賓として迎える初の国家元首

 ロシア疑惑を巡るトランプ大統領の「司法妨害」疑惑が消えないままにトランプ大統領は5月25日には国賓として訪日する。

 5月1日に即位する新天皇が最初に会見する外国元首となる。

 トランプ大統領は6月には国賓として英国を公式訪問する。英紙『ガーディアン』は「わが女王陛下にこんな下劣な人物(An Unworthy man)を謁見させるのはやめさせるべきだ』と社説で主張している。

 日本でこう主張するメディアは皆無だ。礼節を重んじる日本と、母国語を共有し米国の報道がストレートに入ってくる英国とでは「司法妨害」疑惑に対する受け取り方が違うからだろうか。

 あるいは日本人特有(? )の惻隠の情か、内政干渉はしないという外交的エチケットか、その辺りは定かではないのだが・・・。

 トランプ大統領は、日本滞日中に安倍晋三首相と一緒にゴルフをやることも決まっている。2人は2017年2月のフロリダ州マー・ア・ラゴ、2017年11月の霞が関カンツリー倶楽部でもゴルフに興じている。

 ゴルフをプレーしながら何を話しているのか。立憲民主党の逢坂誠二衆議院議員(現同党政調会長)が質問主意書(2/13/2017)を出したことがある。

 これに対して安倍首相はこう答弁している。

 「ご指摘のゴルフプレーは非公式な行事であり、お尋ねの点について明らかにすることは、相手国との今後の外交上のやりとりに支障をきたす恐れがあることから、差し控えたい」(2/21/2017)

 (http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a193065.htm)

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最終更新:4/26(金) 9:55
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