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「従来 テレビ は頭打ち、その頭もどんどん下がっている」: Hulu ピーター・ネイラー氏

4/28(日) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

いまやOTT広告界のマーケットリーダーとなった動画ストリーミング大手Hulu(フールー)は、視聴者がコネクテッドTVに群がり、それを広告主が追いかける姿に目を遣りつつ、さらなる飛躍の年に向けて着々と準備を整えている。

たとえばDTC(Direct to Consumer:ネット専業)およびパフォーマンスマーケターからの収益に関して言えば、Huluは前年比85%増を記録している。2018年に総売上15億ドル(約1665億円)を記録した同社の全広告ビジネスのうち、DTC企業との具体的な取引高について、広告営業部SVPのピーター・ネイラー氏は具体的なことは何も明かさなかった。だが同氏によれば、Huluはすでに、IABに加入するDTC企業上位250社のうち半数以上と、取引があるという。

「ディスラプターおよびDTCブランドは、概算で3000社ほど。そのすべてが我々の標的だ」と、ネイラー氏は語る。「さらなる成長のときがまもなく訪れようとしているのは明らかであり、大いに期待している」。

インターネット視聴率調査/デジタル市場分析企業Comscore(コムスコア)によれば、Huluの広告付き配信視聴者は現在、月間5000万人を超える。そんな同社の広告ビジネスの成長や、ソーシャルプラットフォームにおけるブランドセーフティ問題が追い風になっている事実、そして他分野での好調ぶりについて、ネイラー氏が語ってくれた。なお、読みやすさを考慮し、発言には多少編集を加えてある。

◆ ◆ ◆

――Huluは2018年、「バジェットセーフティ」を標榜していた。業界は互いに協力してブランドセーフティを明確に定義し、ビューアビリティや第三者検証、ドメインスプーフィングといった問題にフォーカスすべきだと、訴えたわけだが、何か具体的な進展は?

ソーシャルプラットフォームにはかなりのリスクが伴うということを、ブランドはいまやかなりの程度、理解してくれている。そして、何が自分たちにとって、もっとも良い状態のかは、ブランド自身が決めるしかない、ということも。これには、間違いなく幅がある。たとえば、何かに反対する不愉快なインプレッションがひとつでもあると、これは看過できない、すぐに撤退させてもらうという広告主もいる。その一方で、大げさに肩をすぼめる程度で済ませるブランドもいて、後者にはリスクと見返りとのバランスに関する計算がある。認定デジタル販売者(ads.txt)といった進歩は見られるし、パブリッシャーの姿勢も一貫している。

重要な問題として真摯に受け止めている人も間違いなくいる。たとえば、最近の事例では、直後に電話がいくつもかかってきた。「うちの予算をもっとおたくに割けないか?」と。つまり、彼らは予算を振り替えようとしている。人々が大挙してYouTubeから逃げ出しているか、と聞かれれば、答えはノー。だが、我々の電話が鳴っているか? と聞かれれば、答えは、もちろん、となる。

おかげさまで、そうした問題のおかげで、我々の[OTT]市場は著しく伸びている。そして、広告主はすべてのプラットフォームがそれぞれまったく異なり、インプレッションの配置換えを検討する場合、Huluが選択肢として非常に優れている、という点を理解してくれている。我々は、メディアにとってリスクフリーの場を提供している。

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最終更新:4/28(日) 7:10
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