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若旦那こと新羅慎二、妹役が磯山さやかと聞いて「テンション上がりました(笑)」

4/28(日) 10:00配信

ザテレビジョン

湘南乃風の若旦那こと新羅慎二と磯山さやかが「ミラー・ツインズ Season1」(毎週土曜夜11:40-0:35、フジテレビ系)に出演。事件の鍵を握る長髪でいかつい風貌の謎の男・山沢地広と、その妹の千鶴を演じている。

【写真を見る】新羅慎二は監督から演技を褒められると、はにかみながら一礼。いかつい容姿とのギャップに女性スタッフたちが「惚れる!」と騒ぎ出したとか

新羅のクランクインはとあるバー。高橋克典演じる刑事の聞き込みを受けるシーンから撮影は始まった。新羅の怪しいたたずまいに、共演した高橋も思わず「いいキャラだねえ」と絶賛。

20代の頃、バーテンダーをやっていたという新羅は監督の要望に細かく応え、カットがかかると真剣な顔でモニターをチェック。監督から「いい雰囲気です」と声が掛かると、はにかみながら丁寧に頭を下げた。

そんな新羅のいかつい容姿とのギャップに女性スタッフたちも「惚れる!」と騒ぎ出し、現場の空気を一気に「新羅ワールド」に変えた。

磯山とは共演シーンはないものの、現場で顔を合わせた二人は仲良く写真撮影を。いかつい系男子とほのぼの系女子のデコボコ兄妹だが、並んでみると意外とお似合いの二人。

そんな新羅と磯山に話を聞いた。

■ 音楽で出せない気持ちが演技だと出せる

――“若旦那”でなく、本名で俳優業を始めたのはいつから?

新羅慎二:今年です。湘南乃風に育ててもらった部分もあるんですけど、湘南乃風とソロでやっている音楽は違うから、イベントの主催者からジャンルがあやふやで扱いづらいと言われて(笑)。若旦那ってレゲエだよね?と。俳優業も若旦那だと、今までのイメージに即した役がどうしても多くて。もしかしたら、湘南乃風のイメージが強すぎることで、新羅慎二としての可能性が狭まっているのかな、と。

確かに若旦那って名前は浸透しているし、新羅慎二って誰?ってことが多いのは分かっていますけど、人気者でありたいのでなく、表現の幅を広げたいという思いのほうが強くて。実際本名で活動したらいろいろ話をもらえるようになったんですね。ちゃんと住み分けができたというか。

――なぜ俳優活動を?

新羅:自分の音楽が変わってきたのが大きいです。自分のことを歌うより、作詞で他の人の人生を書くことが多くなったんです。今までずっと、歌詞でも自分の感情を表現していたのを、4年くらい前かな? 人の気持ち、自分のテーマソングでなく、誰かほかの人のイメージで歌を作るようになって、歌うときも歌詞の主人公になりきる気持ちを持つようになり、演じること、役者業の勉強を始めたんです。最初は音楽のために役者を始めた感じです。

――今もその気持ちで?

新羅:音楽のため、という芯はぶれてないですけど、芝居そのものがすごく楽しくて。音楽で出せない気持ちが演技だと出せる。役者をやっていることでライブがどんどん良くなっているんです。ものすごく。表現力が増したと周りの人たち、スタッフもファンのみんなからも言われています。

湘南乃風のメンバーは「何やってるんだか」って思っているんじゃないですか(笑)。自分がやりたいこと、誰に止められても突き進んじゃうタイプなんですよ。

■ 悪役って、心のデトックスだと思います

――今回は悪役です。悪役を演じることについて思うことはありますか?

新羅:実は悪役は避けていたところがありました。悪役を最初にやってしまうと、そのイメージがついてしまうから。でも、以前からファンだった和泉聖治監督のオファーで参加した作品で思い切り挑戦したんです。そうしたら自分の中で押さえつけていた感情が解放されるのを感じて…悪役って面白い、と。

人間って二面性のある動物。善と悪、誰しもが持っている。でも、現代のこのSNS社会では善の部分しか求められない。悪はほんの少しでも見せられない。それが演技だとその悪の部分を見せることを求められる。自分の中の毒を出すことがキャリアを積むのにつながる。こんな面白い作業ってないな、と。悪役って、心のデトックスだと思います。

――今回演じる山沢はただの悪役でくくれない役では? 弱さや愚かさがあると思います。

新羅:幼稚さもですね。体が大きくて、腕っ節が強い。それだけでまかり通ってきた。その腕力を買われ、ちやほやされたこともあるでしょう。それで、そのまま大人になってしまった。でも幼稚だし、精神年齢も低いままで。で、にっちもさっちもいかなくなっている男として演じています。

今回、台本を読んで山沢の言動をシンプルに表現しようと思いました。アクションも無駄がなく、シャープな感じ。感情の起伏も出さず、頭にあるのは「明日、遊ぶ金があればいい」ぐらい。

演技プランもいろいろな想像をしますけど、「ここで(俳優として)布石を残そう」はないです。役に徹したいし、山沢は「ミラー・ツインズ」の中で、実は次の展開を動かす重要な役です。その部分をぼやかしてしまったら、作品の中での役割を全うしていない、ということになるので。

――山沢と妹・千鶴の関係について、どう思いますか?

新羅:磯山さんが妹役と聞き、テンション上がりました。「おおっ」と(笑)。山沢は妹にも甘えてますよね。声のトーンが妹と話すときはちょっと上がる感じ。何考えているのか分からない男の、唯一の人間味が出るのが妹とのやりとりだと思います。

――最後に、原点である音楽への思いも聞かせてください。

新羅:音楽ってアウトローへの応援でもあるんです。社会からはじき出されたやつを肯定してあげる。山沢みたいな男だって見捨てないし、こういう男の良いところを見つけてエールを送れるのが音楽の良さでもあります。本当に山沢みたいな男がいたとして、その心に寄り添えるようない歌を作るのが僕の役目だと思っています。

■ 純粋ゆえにだまされるけど、相手を憎みきれない女性

――千鶴を演じての感想は?

磯山さやか:家族のことで悩みがある役は、あまり演じたことがなかったです。そんなに登場するシーンは多くないので、その中で千鶴がどんな思いを抱えているのか、どんなことを悩んでいるのか、どうやって表現すればいいのか考えました。

衣装合わせの際、千鶴のコンセプトとしてまず挙がったのが“田舎から出てきた女性”です。都会に憧れて上京してきたけれど、純粋ゆえ悪い男にだまされてしまう。それでも、千鶴は人がいいから相手を憎み切れない。

兄も純粋でありつつ、自由奔放な悪。それは昔からなので、もう関わりたくないという思いながら、兄と妹なので絆が断ち切れず、どこか心配。決して幸せな環境ではないけれどめげずに生きているし、母性の強い女性になればと思い演じました。

――山沢兄妹の見どころは?

磯山:この兄妹の関係は特殊といえば特殊。どこか家族の絆を忘れていなくて、その切なさ、気持ちが伝わるよう意識しました。一緒の場面はありませんが、新羅さんと兄と妹に見えていればいいですね。

台本を読んで私が興味を持ったのが、圭吾さんを通し、事件被害者の心情を丁寧に描いているところです。それは千鶴にも通じるところがあって、身内に兄のような乱暴者がいるため、いろいろ迷惑をこうむってきたはずなんですよね。千鶴は何かの事件の被害者家族ではありませんが、「兄がいるせいで楽じゃなかった」というところを表現できれば、と思っています。

――磯山さんに男のご兄弟は?

磯山:兄がいますが、(山沢と違って)すごく優しいです(笑)。姉もいて、姉は一緒にいると私のほうがお姉ちゃんみたいになるんです。

――千鶴も一見、おとなしい女性ですけど…。

磯山:そうですね。決して単純な女性ではないと思います。でも誰だって普通に生きていても、いろんな一面を見せると思うんです。この作品は、平凡に生きている人にだって、こんな驚きの一面があるんですよ、ということに気付かされる内容で、「あれ、自分にも他人からしたら驚かれる一面を持っているかも」と思わずにいられないというか。一見、現実離れした話のようですけど、実はすごくリアルに人間を描いている気がします。

■ 第5話あらすじ(5月4日放送)

誘拐犯の最後の一人、海野(湯江タケユキ)が殺害される。勇吾(藤ヶ谷太輔)の存在が警察に確認されたことで殺人の容疑が晴れた圭吾(藤ヶ谷・二役)だったが、里美(倉科カナ)と勇吾が一緒にいるところを目撃してしまい動揺する。

里美は「まだ復讐は終わっていない」と言う勇吾に不安を募らせていた。海野殺害事件を追う皆川(高橋克典)は、毒殺という今までの事件とは異質な手口に不審を抱く。海野の周辺捜査から新たな男にたどり着くが…。

(ザテレビジョン)

最終更新:4/28(日) 10:00
ザテレビジョン

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