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「“がん”になっても長生きする人」の食事と運動

4/29(月) 11:51配信

PHP Online 衆知

<<「先生、別のやり方をやっていればよかった……」

ベストセラー『死ぬときに後悔すること25』の著者で、2,000人の終末期患者を診療した医師・大津秀一氏は、健康情報が氾濫する中で、誤った健康法を実践し、後悔する人たちをたくさん見てきました。

何を信じたらいいか分からずに時間を浪費する人や、詐欺まがいの健康法に心酔してお金をむしりとられる人もいました。

最後に悔いが残る人を一人でも減らすために、今日からすぐに誰にもできる、科学的に証明された「食事」×「運動」の健康術を教えます。>>

※本稿は大津秀一著『『2000人の終末期患者を診療した医師が教える 1分でも長生きする健康術』』(光文社刊)より一部抜粋・編集したものです

がんになっても健康なときと同じ食事でいい

科学的に証明されている健康術は、バランスの良い食事、適度な運動です。でも、がんという重い病気になったら、食事の内容は変えたほうがいいのではないか、運動はしてはいけないのではないか、など思われていませんか。

ところが、アメリカの対がん協会が出しているガイドライン「がんになってからの食事と運動」によると、がんになってからも、生活の質を維持していくためには、食事と運動が重要であることに変わりはないのです。

がんになってからの食事も、「がん予防」のための食事と大きな違いはありません。その方針は、以下の5つです。

【1】全粒穀物を摂る
玄米や発芽玄米、全粒粉の小麦などの全粒穀物は、白米や小麦などの精製穀物よりも食物繊維が豊富で、GI(グリセミックインデックス)が低いことが分かっています。GIとは食品に含まれる糖質の吸収の程度を示す数値で、GIが低いと血糖値の上昇が緩やかになります。

【2】野菜と果物を摂る
野菜と果物にも食物繊維が多く含まれ、ビタミンやミネラルの供給源ともなります。先のガイドラインによると、1日に野菜と果物をそれぞれ2.5食、毎日取り続けることが推奨されています。

【3】加工肉や赤身の肉を避ける
ハムやソーセージなどの加工肉、牛肉や豚肉などの赤身の肉は、摂り過ぎが心血管疾患やがんと関連することが指摘されています。だからといっても、全く食べないのも良くないので、鶏肉、牛肉や豚肉でもビタミンが豊富で油が少ない部位など、適切に摂るようにしましょう。

【4】健康体重を維持する
太り過ぎも痩せ過ぎも、適切な治療や生活の質の維持のためには良くありません。手術や抗がん剤治療中は、食事をしていても痩せやすいので、十分な栄養を摂ることが必要です。治療後に、適正体重を超えて太るようならば、摂取カロリーを調整する必要があるでしょう。(後ほど述べますが、適切な筋トレも必要です)

【5】アルコールを控える
がんになったからといって、医師から禁止を命じられていない場合は、飲酒を完全に止める必要はありません。ただし、男性は1日2ドリンク(純アルコール量20グラム)、女性は1日1ドリンク(10グラム)が適量です。2ドリンクは、ビール中ビン1本程度です。ただし、最近はそれよりももっと少ないほうが良いという研究もあります。

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最終更新:4/29(月) 11:51
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