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元トランプ陣営の顧問、ロジャー・ストーンがストリップクラブに出演する理由

4/29(月) 15:55配信

Rolling Stone Japan

アメリカ時間22日、ヴァージニア州リッチモンドにあるストリップクラブSouthside Paper Moonのポップアップ広告が話題を集めた。二大ゲストが出演するという広告で、1人は2000年代初期にエスコート業を運営し、マネーロンダリングと売春斡旋で禁固4カ月の刑に服した「マダム・マンハッタン」ことクリスティン・デイヴィス氏。対するは、ニクソンの腹心で右派の悪名高きロビイスト、そしてミュラー特別検察官の捜査絡みで証人買収、偽証、司法妨害で1月に逮捕・起訴された元トランプ陣営の顧問、ロジャー・ストーン氏だ。

この広告のスクリーンショットはソーシャルメディア上のあちこちで物笑いの種にされ、威張り腐っていたストーン氏が(かつては純資産額500万ドルと言われていた)ストリップクラブで、入場料25ドルのサイン会とは地に落ちたものだ、と大勢が揶揄した(もちろん保釈金で自由の身となったストーン氏には、好きなように生きる権利がある)。

だが、ストーン氏の出演で気がかりなのは、このストリップクラブが極右グループのProud Boysを歓迎しているという事実だ。暴力的なこのグループは、南部貧困法律センターからヘイトグループに分類されている。ストーン氏はProud Boysのメンバーではないと否定しているものの、事実上の護衛隊として彼らを起用したことがある。Proud Boysを「ボランティア」として雇ったという噂もあり、ストーン氏がInstagramに投稿したエイミー・バーマン・ジャクソン判事を銃で狙ったかのような暴力的な画像は、こうしたボランティアの1人が提供したものだと証言した。

地元住人は、彼のゲスト出演当日にProud Boysがリッチモンドのストリップクラブにが姿を見せれば暴力騒ぎが起きるのではないかと懸念し、断固反対の声を挙げている。昨年、Proud Boysの創始者ギャビン・マッキンズ氏のスピーチの後でProud Boysがニューヨーク市の反ファシズム運動家たちを襲い、メンバー10人が逮捕されたことを考えれば当然だ。

とはいえ、今回はストーン氏にしてはいささからしくない――ボブ・ドール氏やロナルド・レーガン元大統領のような堅苦しい家族観の保守派を含め、何十年も右派候補者の選挙戦で暗躍してきた自称「卑劣な詐欺師」が、ストリップクラブに出演して25ドルでサイン会とは。もっとも、彼はアダルト業界にもコネがあり、自分でも派手な性生活を謳歌していると豪語していたから、特別驚くことではない。

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最終更新:4/29(月) 15:55
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