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TikTok が採用強化、その多くは Snapchat から引き抜き? : アメリカで存在感を強めるために

5/1(水) 8:11配信

DIGIDAY[日本版]

2019年のはじめに、Snapchat(スナップチャット)の元社員で現在は別のテック系企業で働く人物のLinkedIn(リンクトイン)に、リクルーターからセールス部門での人材募集に関するメッセージが届いた。そのリクルーターによると、その会社は「AIの力で成功を収めている、数少ないコンテンツプラットフォームのひとつ」であり、その会社の商品は、150以上のマーケットと75種類の言語圏で購入できる。そして、売れ筋の商品では1日あたり3億人以上のデイリーアクティブユーザーがいるという。

「とても興味深い」と、その人物は返信したが、最終的にはそのオファーを断った。

その企業の名前はバイトダンス(Bytedance)で、探していたのはTikTok(ティックトック)でブランド戦略を担える人材だった。

バイトダンスは2018年8月に同社のアプリのひとつであるTikTokアプリをリリースしてからというもの、アメリカ国内で新たな人材の採用活動を盛んに行なってきた。この中国のテック企業は2017年11月に、TikTokとともにMusical.ly(ミュージカリー)というアプリを買収・統合したが、その金額は10億ドル(約1120億円)規模ともいわれている。だが、バイトダンスは、アメリカ国内での存在感を強めるために、アプリの販促だけではなく、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨーク、シカゴにオフィスを構えるアメリカのチームを構築した。そこで働くというのはつまり、各国で延べ4万人に上る組織に入るということだと、インフォメーション(The Information)は報じている。バイトダンスは、米国において2018年8月からの8カ月間で、デジタルエージェンシーやそのほかのソーシャルアプリから何十名もの人材を採用してきた。その多くは、Snapchatからの引き抜きであり、その狙いはTikTokのセールスやパートナーシップのチーム構築だった。

このSnapchatの元社員によると、現在もSnapchatで働く元同僚の数名にもアプローチがあるという。LinkedInを見る限り、TikTokは少なくとも14名のSnapchatの社員を採用している。たとえばロクサンナ・サーバズ氏は、2018年12月に戦略コンテンツパートナーとしてTikTokに転職するまで、3年以上もSnapchatのパートナーシップのセールス部門に勤めていた。タッカー・キング氏も、Snapchatのプロダクション部門で3年以上勤務したのち、2019年1月からはTikTokのクリエイティブ・デベロップメント・マネージャーとして働いている。

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最終更新:5/1(水) 8:11
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