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Amazonが配送・流通サービスを拡大中:その真意とは

5/2(木) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

Amazonの次なる一手は、リテイラーにとっての配送・流通プロバイダーとなり、サードパーティ配送業者の直接的な競合となることだ。セラーにとって、これは自分たちの商品を素早く効率的に顧客に届けるための新たな選択肢であり、Amazonにとって、これは自社のフルフィルメントサービスの提供によって支払われる報酬とは別の収入源となる。

2019年4月初頭の報告によれば、Amazonはニューヨーク、ロサンゼルス、そしてシカゴの地域で、Amazon自社が運営する配送の選択肢をセラー側に与えているという。これは「Amazonシッピング(Amazon Shipping)」と呼ばれ、商品がフルフィルメントセンターを経由せず、セラーの倉庫から直接顧客のもとに届けられる。このことで、Amazonは現在のマルチチャンネル・フルフィルメントを上回る配送能力を得ることになる。マルチチャンネル・フルフィルメントとは、マーチャントが商品をAmazonのフルフィルメントセンターから配送できるようにしたサービスだ。さらに、これはAmazonが自前の流通サービスを立ち上げるうえでのさらなる一歩となるだろう。このサービスによって、セラー側のUPSやフェデックス(FedEx)などのサードパーティ配送会社への依存度を減らすことにもなると思われる。

Amazonの広報は、この報告を正しいと認めることも、否定することもしなかったが、Amazonは、顧客に素早く商品を届けるための手段を常に模索している、と語った。

セラーたちの見方

セラーたちはこのニュースを注意深く見守っている。ライズ・ブリューイング(Rise Brewing)の広報担当、ライアン・ウイリアムズ氏は、これを興味深い選択肢だと語る。ライズ・ブリューイングは、Amazon内店舗からの注文に対してはAmazonのマルチチャンネル・フルフィルメントのサービスを利用し(Amazonの倉庫から出荷される)、Amazon内の店舗以外からの注文に対してはフェデックスを利用している。彼はこの両方のやり方には満足しているとのことだが、Amazon側が直接顧客に配送することで、梱包パッケージをパーソナライズできる機会が増える可能性がある。彼は、すべての注文を自分たち自身で対応することで、セラーにとってより大きなインパクトをもたらすのではないか、と語る。

「手続きはシンプルになればなるほど良い」と、ウィリアムズ氏は言う。

Amazon自身の配送能力がさらに強固なものになれば、サードパーティ配送業者への依存も少なくなり、体験をより幅広くコントロールできるようになる。さらに、サードパーティ配送業者を使って問題に直面したことのあるセラーにとっては、悩みの種を取り除くことができる。Amazonのエージェンシーであるボブスレッド・マーケティング(Bobsled Marketing)でCEOを務めるキリ・マスターズ氏は、Amazonでのセラーでもあるが、彼によると、サードパーティ配送業者に頼っているセラーにとって、注文に関わる一連の業務の効率が上がるのは良いことだと語る。その理由は、現在は問題が発生した時に、原因がどこにあるかがはっきりしないことがあるからだ。

「私の会社では、在庫品をAmazonのFBA倉庫に送るときには、セラーセントラルのUPSの割引プログラムを利用している。UPSは私たちの商品の梱包箱を受け取り、配送ラベルを貼り付けるのだが、(ときには)そのラベルが剥がれてしまっていたり、Amazonが受け取る梱包箱のラベルが正しく貼られていなかったりすることもあった」と、キリ氏は語る。「これは、中間業者がいる場合には対処を余儀なくされる問題だ」。

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最終更新:5/2(木) 7:10
DIGIDAY[日本版]

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