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食べてはいけない「外食チェーン」メニュー一覧 たった1食で塩分が基準値超え

5/2(木) 8:00配信

デイリー新潮

1食で塩分が基準値超え…食べてはいけない「外食チェーン」(1/2)

 外食チェーンが日本に上陸したのは、1970年、大阪万博の時だったという。以来半世紀。安価な料理が手早く用意されるそれは、ほとんどの日本人にとって生活の一部となったが、便利のウラには影もあり。メニューを研究すると、様々な危険性が垣間見えるのである(以下は「週刊新潮」3月14日号掲載時点の情報です)。

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 そのメニューを口にした後は、しばらくは喉の渇きに耐えられなかった。

 店の名を冠した看板メニュー「バーミヤン定食」である。

 ラーメンに餃子三つ、半チャーハンという量もさることながら、やっぱり味が濃い、いや“重い”と言った方が正確か。食べるそばから、ドリンクバーを何回もおかわりする。身体が必死にナトリウムを中和させようとしているのがわかるようだ。喉の渇きを抑えたくなって、会計の際、ついレジの横にあったアメを買ってしまった。目も冴え、汗ばんできた気もするし……。

 このメニューの塩分量は、食塩量にして12・3グラム。これはもう、明白に1食の塩分として過剰摂取の部類に入るが、例外と思うことなかれ。掲載の表を見ていただきたい。外食チェーンの現場では、こうした「過剰摂取」と言えるメニューは決して異例ではないのである(詳しくは次回にて)。そして、それを常習的に食した場合、行き着く先は……。

〈人は食べる量の3分の1で生きている。残りは医者の糧になっている〉

 エジプトのピラミッドに刻まれている碑文である。はるか4500年も昔、医学が発展する以前から、人間は、皮膚感覚として、食と健康が密接に関わること、そして「食べ過ぎ」が身体に危険を招くことを理解していたと言えるだろう。

 であれば、現代日本に生き、健康を気にする向きは、まず、外食に目を向けなければならない。

外食チェーンの“戦略”

 日本フードサービス協会の調べによれば、外食産業の市場規模は実に約25兆円と巨大だ。また、食の外部化率(食料支出のうち、外食などの支出額の割合)は、約44%に上る。ざっくりと言えば、日本人は、食事の約半分を、外食に頼っているのである。

 その外食には、家庭での食事と比べて、明確な特徴がある。

「一般的には、外食のイメージは、低価格で高カロリー。牛丼にしろ、カレー、ハンバーガーにしろ、お客さんの懐に優しく、お腹を満たせるメニューが並んでいますよね」

 と言うのは、横浜創英短大の則岡孝子・名誉教授(栄養学)である。

「炭水化物をたっぷり食べさせる。そのご飯が進むように、味付けを濃くする。ここでよく用いられるのが、塩です。また、脂質も増やして、腹持ちをよくさせるのも特徴です。安い出費で満足感を与え、また店に来てもらうのがビジネスモデルなのです」

 料理家で管理栄養士、フードビジネスコーディネーターとしても活動する小山浩子氏も指摘する。

「食材のコストはとめどなく上がっていく一方、消費者の財布の紐は固い。そこで、外食産業は、安価な食材を仕入れて客に提供する。ただ、そのままだとあまりおいしくないので、塩や油を使って味を濃くし、おいしく提供できるような工夫を強いられているように感じます」

 コスパを上げリピーターを確保する。その“戦略”の結果として、炭水化物、塩分、脂質が過多になる……。これが外食チェーンの根幹的な特徴と言えるだろう。

 もちろん、容易に想像が付くことだが、これらの栄養素が習慣的に過多となれば、行き着く先は、肥満や高血圧、生活習慣病だ。そして、場合によっては、がんなど、他の病のリスクも負うことになる。

 今回と次回で、このうち、まずは、塩分値に関して検証をしてみよう。

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最終更新:5/2(木) 12:05
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