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【平成スポーツカー図鑑 26】三菱 ランサーエボリューションIV(CN9A型)はWRCで勝つために各部を大幅リファイン(平成8年)

5/3(金) 18:30配信

Webモーターマガジン

エボIVからVIまでが第2世代となる

いよいよ平成が終わり、新しい時代である令和がスタートした。そしてお届けするのは平成に誕生した記憶にとどめておきたいスポーツカーたちを紹介する連載企画。第26回は「CN9A型 三菱 ランサーエボリューションIV(平成8年<1996年>8月発売)」だ。

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ランサーエボリューションは、エボIIIまでを第一世代とすると、エボIVからVIまでは第二世代となる。ベース車のランサーがフルモデルチェンジされて各部が新しくなったのだ。

エボIVで特徴的なのはエンジンの搭載方向が180度転回されたこと。右側にエンジン、左側にトランスミッションが来る一般的なカタチになった。ただ、右ハンドルの場合ドライバー側にエンジンがあることで、重量バランス的には賛否もあった。

エンジンが左側だと、駆動を伝えるシャフトの回転を逆にする必要があり、トランスミッションのインプットシャフトとアウトプットシャフトの間にもう一軸必要だったのだが、それがなくなり合理的になった。パワーは280psに向上した。

また新開発の左右駆動力移動システムAYCを搭載した。リアの駆動力を左右別々にコントロールする電子デバイスで、アウト側のタイヤにより多くの駆動力を配分することで旋回力を発生させ、積極的にクルマの向きを変える機能を持っていた。

平成10年(1998年)にエボV、翌99年にはエボVIへと進化する。エボVからはトレッドの拡大によって3ナンバーサイズとなり、エボVIもWRCグループA規定変更に対応したものの、リアウイングの幅の制限に対応する2段ウイングとしたが、実戦ではFIAに認められなかった。

搭載エンジンはいずれも最高出力は280psだが、トルクは36kgmから38kgmに向上している。

ランサーエボリューションIV GSR(1996年)主要諸元

・全長×全幅×全高:4330×1690×1415mm ・ホイールベース:2510mm ・車両重量:1350kg ・エンジン型式/種類:4G63型/直4 DOHCターボ ・排気量:1997cc ・最高出力:280ps/6500rpm ・最大トルク:36.0kgm/3000rpm ・トランスミッション:5速MT ・タイヤサイズ:205/05R16 ・車両価格:299万8000円

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最終更新:5/3(金) 18:30
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