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ガス・ヴァン・サント監督が語る没後5年の名優、ロビン・ウィリアムズの苦悩

5/3(金) 6:00配信

週プレNEWS

『週刊プレイボーイ』で連載中の『高橋ヨシキのニュー・シネマ・インフェルノ』特別版! 新作『ドント・ウォーリー』を引っ提げて来日したガス・ヴァン・サント監督にインタビューした。

【写真】ガス・ヴァン・サント監督と高橋ヨシキ氏

同作品は2014年に自殺した名優、ロビン・ウィリアムズが映画化と出演を熱望した作品だ。ガス監督がその遺志を引き継ぎ、企画スタートから約20年を経て完成させたこの映画のキモに、

デザイナーで映画ライターの高橋ヨシキが迫る!

■ロビン・ウィリアムズが抱えていた問題
高橋ヨシキ(以下、高橋) 最初、『ドント・ウォーリー』の主演はロビン・ウィリアムズに決まっていたらしいですが、彼自身が演じたいということだったんですよね。

この映画は風刺漫画家のジョン・キャラハンが、アルコール依存症を克服しようとする物語ですが、ロビン自身もアルコールの問題を抱えていました。その件については彼と話をしたことはありますか。

ガス・ヴァン・サント(以下、ガス) ロビンは『グッド・ウィル・ハンティング』(*1)でアルコール依存症の役を演じたので、その役作りに関連して話をしたくらいかな。彼のアルコール依存症とコカイン好きは有名で、本人もスタンダップ・コメディのライブでコカインをよくネタにしていた。「コカインをキメれば一晩中ブッ通しで酒を飲んでいられる」というような。

(*1)1997年公開。邦題は『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』。当時、無名の俳優だったマット・デイモンとベン・アフレックが共同脚本を執筆。数学において天才的な頭脳を持つが、心に傷を負った青年(マット・デイモン)と、彼のカウンセリングを請け負った心理学者(ロビン・ウィリアムズ)の交流を描く
だから特にアルコール問題について彼と話したという記憶はないよ。とはいえロビンはハリウッド育ちだし、ぼくは『ドラッグストア・カウボーイ』を撮り、その数年後にリヴァー・フェニックス(*2)が薬物の過剰摂取で亡くなるというようなことがあったので、それぞれ依存症の問題については認識していた。

(*2)80年代後半から90年代前半にかけて活躍した俳優。『スタンド・バイ・ミー』(1986年)のクリス・チェンバース役でブレイク。『旅立ちの時』(1988年)ではアカデミー賞助演男優賞にノミネート。93年、ヘロインとコカインの過剰摂取が原因とされる心不全で死去した。『ドント・ウォーリー』でジョン・キャラハンを演じたホアキン・フェニックスはリヴァーの弟にあたる

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最終更新:5/3(金) 6:00
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