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皇室の皆さまのお住まいは?:皇居と宮邸、御用邸、皇室関連施設

5/4(土) 17:30配信

nippon.com

皇室の皆さまは東京都内で暮らしている。天皇は皇居を居所とするが、新陛下は当面、これまで通り皇居から西に1.5キロほど離れた赤坂御用地にある赤坂御所(旧東宮御所)にお住まいになる。そのほかの宮家も赤坂御用地などに住まいがある。

皇居

皇居は徳川幕府の居城・江戸城があったところで、JR東京駅の西側に位置する。明治元年(1968年)に皇居となった。翌年、明治天皇が入り、皇居は正式に京都から東京に移った。

総面積は115万平方メートルあり、周りを堀で囲まれている。二重橋が臨める正門をはじめ8つの門があり、その一つである北側の乾門から南東に延びる乾門通りを境に、東西の二つの地区に分かれている。

東側地区には旧江戸城の本丸などがあり、一部を除いて皇居東御苑として公開されている。西側地区は、吹上御苑と旧西の丸からなる。ここには、天皇ご夫妻の住居である御所、各種行事を行う宮殿、宮内庁の庁舎、歴代皇后が伝統を守ってきた養蚕の作業場である紅葉山御養蚕所などがある。

御所は私邸であるものの近年、公務でも使われることも多い。これは、平成の天皇ご夫妻が東日本大震災の後、電力消費が大きいとして宮殿の使用を控えられたことによるもので、年間約200件の行事のうち要人との面会など約60件を私邸である御所で行われた。

皇居は都心にありながら、豊かな自然を残している。木の実や昆虫が豊富なことからタヌキも生息しており、平成の陛下は、そのタヌキの研究にも取り組まれたことがある。桜と紅葉の見ごろの時期に毎年行われる「皇居乾通り一般公開」も好評を博している。

代替わりに伴って、皇居には新天皇がご家族で入られる。ただし、御所は改修工事などを行うため、ご一家は皇居への転居までの間、赤坂御用地内で暮らされる。陛下は、公務のため皇居に“通勤”される。

赤坂御用地などの宮邸

赤坂御用地は、広さが皇居の約半分の51万平方メートルで、複数の皇族が暮らしている。まず西側に天皇ご一家が暮らす赤坂御所、東側に秋篠宮邸があり、それより南西に三笠宮邸や、高円宮邸といった他の宮家の住居がある。皇室の子弟が伝統的に学んできた学習院初等科も近接している。

要人を迎えるなど外交に使われる迎賓館赤坂離宮も敷地内にある。また、春と秋の年2回催される園遊会の会場も、この赤坂御用地の一角だ。

宮邸は赤坂御用地以外にも、東京都渋谷区東の常陸宮邸と、東京都港区高輪の高輪皇族邸の2カ所ある。常陸宮邸は現在も使われている。

赤坂御用地でも代替わりに伴って変化がある。まず、新天皇ご一家が出られた赤坂御所に、上皇ご夫妻が入られる。ただし、バリアフリー化などを施す改築工事のため、ご夫妻は退位後、いったん高輪皇族邸に入居される。上皇の住居を意味する「仙洞(せんとう)御所」の仮住まいなので、仙洞仮御所と呼ばれる。赤坂御所は上皇ご夫妻が正式にお住まいになられる時、「仙洞御所」となる。

皇嗣となられる秋篠宮さまは、引き続き秋篠宮邸で暮らす。ただ、支える職員が倍増するなど環境が大きく変わるため、秋篠宮邸も改築工事が行われる。

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最終更新:5/4(土) 20:02
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