ここから本文です

ベントレーのベンテイガW12型とコンチネンタルGTに試乗。12気筒エンジンはやっぱり最高だ!

5/5(日) 21:11配信

GQ JAPAN

エコや環境という言葉が自動車の世界で当たり前になった昨今だが、それでも12気筒という贅沢なエンジンを作り続けているブランドが存在する。内外装などの装備類の贅沢とは全く異なる、豪華な動力源。それを2台のベントレーで堪能した。

【写真を見る】試乗したベントレー2台はこちら

世界で唯一のエンジン。それがベントレーのW12型

ハイブリッド、プラグイン、EVと電動化かまびすしい自動車業界において、昔も今もただひたすらに完全バランスによるシルクのようななめらかさ、胸がすく気持ちよさを追求したパワートレインが12気筒エンジンだ。

昨年、国内メーカーで唯一V12エンジンを搭載していたトヨタセンチュリーが新型にモデルチェンジし、V8+ハイブリッドになったことで、和製V12は絶滅してしまった。

世界的にみても12気筒エンジンをラインアップするのは、指折り数えるほどになってきた。フェラーリ、ランボルギーニといったイタリアンスーパーカーブランドをはじめ、ジャーマンブランドでは、メルセデスのS600やAMG65シリーズ、マイバッハ、BMWのM760、(アウディでも先代A8Lには12気筒モデルがラインナップされていたが、現行型は国内導入されていない)、そしてブリティッシュブランドではアストンマーティン、ロールスロイス、ベントレーくらいのものだ。

これらのなかで、唯一V12ではなく、独特なW型12気筒エンジンを搭載するのがベントレーだ。これはVWグループがもつ狭角V6エンジンを2つ組み合わせたことでシリンダーの形状がWの文字に見えることからそう呼ばれる。このW12にはクランクシャフトを短くすることで剛性を高めて振動を低減し、より滑らかな回転感が得られるメリットがある。

先日、ベントレーモーターズジャパンの粋な計らいで、ベンテイガとコンチネンタルGTという2台のW12モデルを駆り、日がな一日ドライブに出かけた。

ベンテイガW12の世界

まず午前中に借り出したのは、ブランド初のSUVであるベンテイガだ。2016年に発売され、その年の国内販売台数は一気に増加。2018年の国内販売台数も145台と屋台骨のコンチネンタルGTに次ぐヒット作となっている。

全長5150mm、全幅1995mm、全高1755mmというサイズで威風堂々とした佇まいは、街にあふれるSUVとは明らかに一線を画す。6リッターW12ツインターボエンジンは、最高出力608ps、最大トルク900Nmを発揮する。8速オートマチックをDレンジに入れて、アクセルペダルにアクセルをのせると、スルスルと滑らかに走り出し、少し力を込めるとあっという間に速度がのる。首都高の料金所をぬけて、少し深めにアクセル・ペダルを踏むと、2.5トンもの車体をものともせず、一気に加速する。カタログ上の性能は0-100km/h加速が4.1秒、最高速が301km/hというから、完全に超高性能スポーツカーの領域にある。交通の流れにのると、エンジンの存在はほとんど消えてなくなる。

ベンテイガはベントレーのラインナップで唯一リアにハッチゲートが存在するモデルだ。一般的に高級車はキャビンとトランクルームを隔離することによって静粛性を高めるのだが、SUVではそれができない。しかし、ベンテイガは優れたボディ剛性はもとより後席のシートバックを分厚く、またトノカバーにまで配慮して作り込み、質感とともに室内の静粛性を高めている。

レザーが隅々まで張り巡らされたインテリアは上質なダークブルーとタンのレザー、さらにピカピカに磨き上げられたウッドパネルを組み合わせたものだ。レザーだけで18種類、ウォールナットやタモアッシュ、マドロナ、ピアノブラックなどのウッドパネル、さらにカーボンパネルなども合わせれば9種類のデコラティブパネルが用意されており、その選択肢の数は膨大になる。そして、天井やピラーまわりなどに目をやれば、細部にわたって丁寧な仕事が施されていることがわかる。公式HPでベンテイガに掲げられたキャッチコピーがふるっている。「SUVではない。ベントレーだ」。まさにそれだ。

東京からアクアラインをわたって房総半島を南下。ランチ会場の「百姓屋敷じろえむ」に到着した。築300年を超えるという茅葺き屋根の古民家で、自家製の無農薬の有機野菜や有機米や季節の山菜、平飼いで自然な状態で産んだ有精卵などの定食をいただく。素朴だけれども、どれも滋味深い。メニューはその日の収穫次第、完全予約制というが、再訪を誓う。

1/2ページ

最終更新:5/5(日) 21:11
GQ JAPAN

記事提供社からのご案内(外部サイト)

GQ JAPAN

コンデナスト・ジャパン

2019年10月号
2019年8月24日発売

800円(税込)

平手友梨奈が着こなす最新テーラード/”いま何を着るべきか”2019年秋冬ファッション特集/香取慎吾のアートが爆発「ヤンチェ_オンテンバール」

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事