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“百害あって一利なし“の○呼吸って?

5/6(月) 12:04配信

OurAge

息を深く吸って酸素をたくさん取り込むことが“いい呼吸”だと思っていないだろうか?
「現代人の多くは“呼吸のしすぎ”で心身の不調を招いています」と言うのは、アスリートのトレーニングや痛みを抱える患者のリハビリを行う、AZCARE代表・近藤拓人さん。
「酸素を全身の細胞や脳に届けるために必要なのは、過度な酸素でなく、適量の二酸化炭素。正しい呼吸をすることは、健康を保つうえで重要なことです」

正しい呼吸ができるかどうかに深くかかわっているのは、まずは横隔膜の可動域の大きさ(息を吸うと、横隔膜は肺を減圧して拡張し、下に下がって平らになり、息を吐くと肺が縮み、肺に連結する横隔膜は上がりアーチ型になる)。そしてもうひとつ、非常に大切なのが、「口呼吸でなく鼻呼吸をすること」だという。

「口呼吸は“百害あって一利なし”です。口呼吸をすると多量の空気が体内に入り込み、酸素過多になって血中の酸素と二酸化炭素のバランスがくずれます。過剰な酸素の摂取は結果的に脳や筋肉への酸素の供給を減らし、活動のパフォーマンスの低下を招きます」と近藤さんは話す。実際、口呼吸を続けると脳への酸素供給が約半分に減るというデータもあるそう。

「また、口呼吸で口が開くとあごが後退して気道が狭くなるので、無意識に頭を突き出すようになり猫背にもなります。そのほか 免疫力が低下したり睡眠の質が下がったり、歯周病、口臭の原因にも」と近藤さんは話す。

「鼻呼吸なら酸素供給が適切になり、脳と体が正しく機能し、集中力の向上、姿勢改善、免疫力アップ、痛み改善などの効果も期待できます」

口呼吸は酸素過多になりやすく、百害あって一利なし!口呼吸を続けると脳への酸素供給が約半分になるなんてもったいない。鼻呼吸をこころがけよう。

イラスト/川野郁代 構成・原文/和田美穂

最終更新:5/6(月) 12:04
OurAge

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