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トヨタの秘策「ハイブリッド特許"無償開放"」は成功するか?

5/7(火) 11:30配信

週プレNEWS

トヨタは4月3日、2万件以上のHV(ハイブリッド)などの技術特許を無償開放すると発表した。特許オープンに踏み切った背景をトヨタの寺師茂樹副社長は会見で、こう説明した。

【画像】トヨタの寺師副社長

「欧州などで二酸化炭素の排出規制が強化されるなか、従来の技術では限界が見えてきた。電動化に移る現実的な解がHVではないか。具体的にどことは言えないが、ここ数年、各社からトヨタの技術に対する問い合わせが増えている。よくHVは賞味期限が切れた技術だという人も多いが、同じ技術はEVなどの分野で使える」

トヨタはHVのパイオニアとして世界のエコカー市場を常にリード。1997年に世界初の量産型HV「プリウス」を発表。現在、トヨタの全HVは世界累計1300万台を軽く突破し、まさに稼ぎ頭となっている。当然、HVの技術はガチガチに特許で縛り上げ、門外不出となっていた。

ところが、そんな虎の子ともいえるHVの技術を無償で他社に開放するという。まず気になるのは、採用するメーカーはあるのかということ。

「少なくともSUBARUやスズキには使ってもらう予定。規模はもっと大きくなり、世代ごとにコストも低くなっていく。規模拡大とコスト低減は分け合っていく」(前出・寺師茂樹副社長)

トヨタが提携する自動車メーカーが使用するとなると、かなり大きな話になりそうだが、自動車専門誌の編集長はこう指摘する。

「すでにトヨタのHV技術の供与を受けているマツダのアクセラハイブリッドですが、販売は鳴かず飛ばず。特許をオープンにして広く使ってもらうことで、トヨタはコストダウンを狙っているのでしょうが、そううまくいくのかなと」



では、トヨタが特許無償開放をする狙いは? 前出の自動車誌編集長が話を続ける。

「環境規制が世界的に厳格化され、各国のメーカーは走行中に排ガスを出さないEVへのシフトを加速させています。しかも、各国の新エネルギー車はEV、プラグインハイブリッド(PHV)がメインとなり、トヨタが誇るHVの未来は不透明な情勢です。そこで特許をオープンにすることで、競合他社のHVへの参入を促し、規制緩和につなげる狙いでは? ただ、こちらもそう簡単に物事が進むとは思えません」

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最終更新:5/8(水) 11:21
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