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やっぱりアイサイト?? それとも他社が優位?? 被害軽減ブレーキ国産各社の長短

5/8(水) 13:00配信

ベストカーWeb

 車両や歩行者との衝突を回避する自律自動ブレーキは、現行の日本車ではまったく設定のないクルマを見つけるのが難しいくらい普及が進んでいる。

 しかし、自律自動ブレーキの性能はメーカーやクルマによる差がとても大きく、非常に分かりにくいというのが実情だ。

 そこで当記事では世界トップクラスの性能を持つボルボの自律自動ブレーキ「シティセーフティ」をベンチマークに据え、メーカー公表や国が行うJNCAPの結果を基にした日本メーカー各社の自律自動ブレーキの長所と短所を考察する。

文:永田恵一/写真:ベストカー編集部

現在世界最高峰のボルボは夜間の歩行者/自転車にも対応

●ボルボのシティセーフティ
システム構成:単眼カメラ+ミリ波レーダー
歩行者:夜間も含め対応
※自転車にも対応

 ボルボのシティセーフティの性能はJNCAP(独立行政法人 自動車事故対策機構)のテストに相当する、ヨーロッパのユーロNCAPの結果を見ると、停止車両、歩行者、夜間の歩行者など、世界トップクラスである。

 また公式に試験される規定項目だけでなく、シカに代表される大動物や右折時の対応、無理な追い越しなどで対向車と衝突する可能性が高い場合の被害軽減のための減速など、自社基準でのテストも多い。

 さらにはハンドルと内側のタイヤにブレーキを掛けることによる衝突回避支援など、自社で行う事故調査で得たデータを生かし実際の路上での事故を「少しでも減らそう」という取り組みが大変積極的なのも非常に高く評価できる。

 またハードウェアはそのままで、ソフトウェアの進化で加わった機能を既存車にも可能な限りインストールする「アップデート」をディーラーで行っているのも素晴らしい。

 一例としては2016年から2018年式のXC90、V90、S90に対向車への対応など4つの機能をインストールするアップデートがあり、費用は工賃込み9288円と激安だ。

 全体的にボルボの「クルマによる不幸な事故を少しでも減らし、事故の際の被害を少しでも軽減したい」という姿勢は、世界中の自動車メーカーに見習ってほしいものである。

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最終更新:5/8(水) 13:00
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