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ボクシング世界6階級制覇王者・パッキャオがRIZINに急接近。目的はアジアのコネとカネ?

5/8(水) 11:30配信

週プレNEWS

4月21日に横浜アリーナで開催された「RIZIN.15」でマニー・パッキャオ(フィリピン)が来日したことは、アメリカでは大きな話題にはならなかった。

【画像】RIZIN.14とRIZIN.15に出場した那須川天心

ボクシングの世界6階級制覇王者が4月上旬に「RIZINと契約する」と伝えられた際には、ロイター通信、フォーブス、ビジネスインサイダーといった大手メディアが反応した。フロイド・メイウェザー(アメリカ)が、去年の大晦日に那須川天心とエキシビションマッチを行なったのに続き、パッキャオもRIZINのリングに上がると思われたのだ。

しかし、直後にパッキャオ自身がファイトするわけではないことが判明。RIZINとの間に「プロモーション協力の契約が結ばれただけ」と発表されると、報道はすぐに沈静化する。

パッキャオが推薦するWBCムエタイフェザー級フィリピン王者、フリッツ・ビアグタンが那須川と対戦するとはいっても、ビアグタンの知名度がゼロなのだから盛り上がるはずもない。21日の那須川vsビアグタンの試合内容、結果などもメインストリームの媒体で伝えられることはなかった。

パッキャオはアメリカ国内でも文句なしのビッグネームだが、"今が旬"ではない。40歳のレジェンドが実際に戦わないのであれば、極東の格闘技イベントへの関わりが注目されないのは当然だろう。

ならば、パッキャオがRIZINと関わる目的はどこにあるのか。老舗『リングマガジン』のフィリピン系アメリカ人記者、ライアン・サンガリアに意見を求めてみた。サンガリアは過去10年近くにわたってパッキャオの全試合を取材し、1月18日のエイドリアン・ブローナー(アメリカ)戦前にはトレーニングキャンプにも帯同した事情通だ。

「パッキャオがRIZINと提携する理由は大きく言ってふたつ。まず今の彼は、自身をフィリピンの"格闘技アンバサダー"のように考えていて、今回の契約はアジアでの活動を広めるいい機会だと思っているのだろう。

もうひとつは、やはりお金だ。日本で格闘技が人気なことは、フィリピンでもよく知られているから、さらにビジネスの機会を広げるいいチャンスだとも考えているはずだ」

世界に広く名前を知られるボクサーで、慈善家でもあるパッキャオは、アメリカの伝説的ボクサーであるモハメド・アリに最も近い存在といえるかもしれない。フィリピンの上院議員として政治家の顔も持つパッキャオが、「アリのようにアンバサダー役を担っていきたい」と考えるのは理にかなう。格闘技イベント以外でも、さまざまな形でアジア各地を訪れる機会は増えるかもしれない。

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最終更新:5/8(水) 11:30
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