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トラックドライバー志望の若者の行く手を阻む「免許」の壁

5/9(木) 15:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

今回は、若手のトラックドライバーが増えない原因と、改善が進みつつあるドライバーの労働環境について見ていきます。※現代のトラックドライバーは、洗練された物流システムの中で、自立して活動するプロフェッショナルです。自分で考え、自分で判断し、自分の裁量で仕事をする。そして担うのは、日本経済を支える物流の根幹…。トラックドライバーは、自由に自分らしく働きながら世の中に貢献できる、数少ないビジネスの一つなのです。本連載では、知られざるトラックドライバーの最新事情を紹介します。

法改正のたび、免許取得にかかる費用が上昇し…

ドライバー志望の若い人が減っている理由として、運転免許の制度が変わったことも挙げられるでしょう。当然ですが、トラックドライバーになるには運転免許が必要です。2トントラック以上であれば準中型免許、4トントラックは中型免許、大型トラックは大型免許、トレーラーはけん引免許が必要になります。運送業界でよく稼働しているのは4トントラック以上のトラックです。つまり、ドライバーになるためには、現状、準中型免許を取得することになります。

実はこの「現状」というのがポイントです。というのは、10年くらい前までに免許を取った人であれば、普通免許でも4トントラックを運転することができたからです。

あまり知られていないのですが、免許制度は細かく改正されています。例えば、2007年の法改正までは、普通免許さえ持っていれば、車両総重量8トン未満、最大積載量5トン未満のトラックが運転できました。

しかし、2007年の法改正により、中型免許という区分が新たにつくられました。このときの中型には、車両総重量が5トン以上11トン未満、最大積載量3トン以上6.5トン未満が含まれます。そのため、普通免許だけでは4トントラックが運転できなくなったのです。

法改正の背景を説明すると、それまでの法律では普通免許で4トントラックや6トントラックが運転できたのですが、運転者の技術不足などによって事故が多発していました。車が大きくなれば、当然、運転しづらくなりますし、車体が大きい分だけ事故を起こした時の衝撃も大きくなります。そのような事情を緩和するために、免許区分を規定する道路交通法が改正されることになったのです。

その後、中型の区分はさらに分かれて、現在は準中型と中型の二つになっています。準中型は、車両総重量3.5トン以上7.5トン未満、最大積載量は2トン以上4.5トン未満。中型は、最大積載量7.5トン以上11トン未満、最大積載量4.5トン以上6.5トン未満です。

このような改正がなぜドライバーになる際の障害になるかというと、免許を取るためのお金がかかるからです。

例えば、普通免許を持っている人が中型免許を取る場合、新たに20万円前後の費用がかかります。20万円は大金ですし、特に若い人にとっては大きな負担です。手持ちのお金に余裕がなければ、ドライバーになるという選択肢は消えてしまうでしょう。お金があったり、借りる手段があったとしても、大金を払って挑戦する価値があるだろうかと考えるのが自然だと思います。

結果、どこかでドライバーという仕事を知り、魅力を感じたとしても、以前のように簡単には挑戦できなくなっているのです。一方、準中型以上の免許がないとドライバーとしてスタートできないのも事実です。その障害を乗り越える方法としては、例えば、私の会社のように免許取得の費用をサポートしてくれる会社などを探してみると良いかもしれません。

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最終更新:5/9(木) 15:00
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