ここから本文です

「死体処理の仕事もした」元暴力団の異色俳優が語る、波乱の半生

5/9(木) 15:46配信

bizSPA!フレッシュ

オンラインゲームで稼ぐカラクリ

――コワモテな外見とのギャップがすごい。

或布:僕は自分でシステムを再構築して、通常は絶対できない8人パーティにして遊んでました。するとパーティが予想以上に強くなりすぎて、防具を装備していない裸の状態で攻撃されても、ノーダメージという無双集団になっちゃって。あまりの強さに当時の2ちゃんねるのゲーム掲示板で「コイツおかしいだろ!」と炎上したのを覚えています。

――そのオンラインゲームですが、どういうカラクリで儲けることができたのですか。

或布:ゲームに登場する入手困難なレアアイテムがマニアに高値で売れたんです。例えば、ガディウスの場合だと「必殺の指輪」「必殺のネックレス」というレアなアクセサリーがありました。かなり強い敵を倒すか、危険なエリアでしか入手できないアイテムでしたが、無双状態の味方が8人もいれば複数ゲットも余裕でした。

 それをリアルマネートレード(ソーシャルゲームやオンラインゲームの中で用いられる仮想的な物品・武器・通貨を、利用者同士が現金で売買する行為)に、セットで売り出すと、当時は120万~180万円くらいで普通に売れたんです。

過酷な幼少期。酒に溺れた母親に虐待されて…

――そんな高額で!? ゲームをバカにしてたヤクザの兄貴もびっくりですね。

或布:ビジュアル的にどうしても暴力派に思われがちなんですが、実は頭を使ったシノギも得意というか、それなりの金額を稼げるというのもあって、好んでやってましたね。
 
――昔でいうインテリヤクザのようです。

或布:ハハ、かもしれません。そんな僕も、子どもの頃はアルコールに溺れた母親に包丁で刺されたりして、虐待を受けていました。学校では教師公認の陰湿なイジメに遭ったこともあります。それが原因でやさぐれてヤクザになってしまい、自分で稼いだ金のほとんどを上に奪われるタコ部屋での軟禁生活が20年も続いてしまった。

――生き地獄だ……。

或布:ある時、耐えられなくなって自殺を図ったこともあったんです。でも不思議と一命は取り留めました。僕一人の力で関係を遮断できるほどアウトローの世界は甘くありません。最後は、警察の管轄下にある脱退希望者を支援する公益団体の協力を得ることができて、なんとか組織との悪縁を絶ち切ることができました。

2/3ページ

最終更新:5/9(木) 15:46
bizSPA!フレッシュ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事