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「死体処理の仕事もした」元暴力団の異色俳優が語る、波乱の半生

5/9(木) 15:46配信

bizSPA!フレッシュ

ヤクザとの“悪縁”を断ち切るための仕組み

――高倉組は管轄の小金井警察署指導の元、プロダクションに所属する条件として、破門状や離脱意志書類等の提出が必須条件になっていますね。

或布:離脱を偽装してマフィアのように地下活動をする人もいるのようなので、ちゃんと警察のお墨付きがなければ高倉組には加入できません。

 自業自得とはいえ、ヤクザを辞めた人間が社会復帰するのは大変なことなんです。僕自身もタクシー運転手を始め、何十社と面接を受けましたが、すべて門前払いでした。幸運にも高倉組長に拾っていただいたおかげで、自分の怖い見た目を生かした悪役タレントをやりながら、アフィリエイト広告やサイトの制作代行など、ネットビジネスを中心とした会社経営で生計が立てられるようになりました。

NHKスペシャルで披露した全身本物の和彫り

――実際にドラマやテレビ番組に出演してみてどうですか。

或布:以前に出演したNHKスペシャル『未解決事件シリーズ 警察庁長官狙撃事件』では、イッセー尾形さんの横にいて、刑務所での入浴シーンを撮影しました。たぶん元ヤクザで全身本物の和彫りが入った人間が、NHKのドラマに堂々と出演したのは僕が初めてではないでしょうか(笑)。

――確かにNHKでそんな怖いシーン見たことありません(笑)。

或布:たまに撮影現場のスタッフさんから「あの人ちょっと怖すぎる」という声が聞こえることもあるんです。そんな時は必要以上に怖がらせて申し訳ないと思いつつも、僕は今は、普通の人と同じまっとうな人生を歩んでいるんだな、と実感させてもらってます。

<取材・文/永田明輝 撮影/スギゾー。>

bizSPA!フレッシュ 編集部

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最終更新:5/9(木) 15:46
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